・CVポート閉塞の時:ウロキナーゼ1V+へパフラッシュ5-7ml注入し1hrクランプの後、生食100mlフラッシュする。
・パーキンソン病の起立性低血圧はドプス300mg/3x(ASOなどある時は禁忌)、メトリジン4mg/2xなどを使う。
・食道のケラトアカントーシスが咽頭にできることもある。咽頭嚢胞という。
・GFにて体部の拍動するSMT様所見は脾動脈。
・ペプシノーゲンI(PG-I)は胃底腺から分泌、PG-IIは胃全体から分泌。胃炎ではPG-I、PG-IIともに血中に逸脱するが、ピロリ感染では胃底腺が減少するので、PG-I/PG-IIは低下する。除菌してもすぐにPG-I/PG-IIは上昇しないことに注意。
・ステロイド大量投与中、CMV-Ag陽性になった場合はデノシン250mg/dayかバリキサを使う。
・「最近のニュースで気になることはありますか?」アルツハイマー型認知症なら、最近忙しくてニュースを見ていない、などととりつくろいがある。
・疼痛時、ペンタジン15mg+生食100ml点滴し疼痛改善でストップ。
・CVポートは逆流防止弁がついているものがあるので逆血確認する場合は弁について確認を。
・症候性ラクナは抗血小板剤+血圧コントロール、無症候性は血圧コントロールのみ。
・PEG造設時に、CT上胃と腹壁の間に腸管ある場合は、体位変換や前日夜にガストロ飲ませて翌日、透視で横行結腸確認しながら増設するのも方法。
・「話さなくなった」も脳梗塞のサイン。
・eGFRとCockcraft-Gaultの式で推定したCCrがある。
・尿からESBL検出されても、尿中の抗生剤濃度が高いこと、好中球による免疫反応もあることから効果あるのかもしれない。
・療養病院でのワーファリンは半分量程度にしておく。
・アモバンは唾液腺に入って1日中分泌されるため苦みが続く。
・洞性頻脈は原因を考えること。①脱水(浮腫なければ脱水と考える)、②貧血(抗凝固剤使ってないか?→輸血や鉄剤)、③心不全(貧血や脱水、発熱なさそうならジゴシン0.25mg1ml+生食100ml点滴を、AfあればAf tachycardiaでジゴシンを使うが、ワソランはPSVTであってAfに適応なしに注意)、④発熱(9度110番:39度で110回/分程度、BP低下あればsepsisではないか?)、甲状腺機能亢進など。∴”とりあえずワソラン”でお茶を濁すのはダメ!
・アリセプトは2〜4週の休薬では認知機能がプラセボと同レベルまで低下しないが、4〜8週間の休薬ではプラセボと同レベルまで低下する。
・薬剤性パーキンソンニズムの原因はリスパダール、スルピリド、SSRI、Ca拮抗薬、プリンペラン、H1ブロッカー、バルプロ酸など。
・SAHでも項部硬直ないことある。項部硬直がなくてもKernig徴候が陽性になることがある。CTで異常なくてもminor leakageかもしれない。MRAにて動脈瘤あれば直ちに脳外科紹介を。
・片頭痛でも最大72時間(痛みがゼロになっていることがない場合は要注意)。より長期の頭痛はCTでも異常なくともMRIを精査すべき。脳出血はCTではごく小さなhigh densityでしか見えないことがある。
⇒CTで異常がはっきりしなくても病歴でred flag(突然発症、これまで経験のない痛み、今までと違う頭痛が増悪している、意識障害/神経障害/嘔吐を伴う、発熱、髄膜刺激症状を伴うとき)あればMRIまでするべき。
・療養病院での受け入れは、透析、気管内挿管、脊髄損傷、麻薬管理は難しいことが多い。CPAの蘇生後脳症では気管切開をしておかないと療養病院での受け入れは難しい。
・健診での診察は、①結膜、②頸部のリンパ節や甲状腺、③扁桃腫大、④呼吸音、⑤心雑音、リズム(不整ないか、頻脈なし)、⑥腹部圧痛
・喫煙者は多血もあり
・UTIでも複雑性の場合は39℃まで上昇あり(エコーで尿管結石や水腎症を確認)
・SpO2 90%以上になるように1-8Lで調整。適宜オフも可とか、オフにせず1Lで継続可とか入れておくとよい。