・大腸ポリープのEMR後はadenomaなら断端陰性でも不明瞭でも1年後にフォローのCF。なにもなければ3年後にフォローのCFを。
・断端陽性なら1ヵ月後フォローを。
ページビューの合計
2014年12月3日水曜日
2014年11月21日金曜日
胸部CTの多発結節陰影
・多発は転移性肺がん、肺膿瘍などを考える。
・転移性肺がんであれば原発巣検索が必要になる。
・肺膿瘍であれば菌血症の疑いがあり、抜歯歴の有無、血培採取、感染性心内膜炎の検索のため心エコーが必要。
・肺癌の結節は外に凸の平滑で境界明瞭。
・肺膿瘍は内に凸、多角形で境界は不明瞭、周囲にすりガラス状陰影あり。空洞が時間経過とともに移動。
・転移性肺がんであれば原発巣検索が必要になる。
・肺膿瘍であれば菌血症の疑いがあり、抜歯歴の有無、血培採取、感染性心内膜炎の検索のため心エコーが必要。
・肺癌の結節は外に凸の平滑で境界明瞭。
・肺膿瘍は内に凸、多角形で境界は不明瞭、周囲にすりガラス状陰影あり。空洞が時間経過とともに移動。
2014年9月26日金曜日
・緩和治療ガイド
http://www.seirei.or.jp/mikatahara/doc_kanwa/
・終末期の苦痛緩和を目的としたセデーションに関するガイドライン
http://kyoto-min-iren-c-hp.jp/rinri-kenkyu/rinri/gijiroku/15gijiroku_sed.html
http://www.seirei.or.jp/mikatahara/doc_kanwa/
・終末期の苦痛緩和を目的としたセデーションに関するガイドライン
http://kyoto-min-iren-c-hp.jp/rinri-kenkyu/rinri/gijiroku/15gijiroku_sed.html
2014年8月29日金曜日
2014年8月8日金曜日
RAについて
☆所見について
・発症2年以内が関節破壊の速度が速い。
・抗CCP抗体陽性で関節痛があるならRAの可能性が高い(特異度95%、感度67%)
・Tbの32%に抗CCP抗体が陽性に出るので、Tbは除外する。
・小関節の炎症だけならCRPもESRも上昇しないことがある。
・炎症反応のないまま小関節のみ破壊されることがある。
・大寒切に疼痛があって、CRP0ならRAでなくOAかもしれない。
・発症時、CRPよりも遅れてESRが上昇する。
・指関節痛のみ(腫脹なく)が年単位で先行することもある。
・間質性肺炎がRAに先行することもある。
・誘引のない腱鞘炎はRAの先行症状かもしれない。
・必ず首のX線写真をとること(環軸椎亜脱臼)。ずれがあればMRIを。
☆早期診断について
・ACR/EULAR分類基準→6点以上ならRAとして治療開始
A(腫脹または疼痛のある関節):0点:大関節1箇所、1点:大関節2箇所以上、2点:小関節1~3箇所、3点:小関節4箇所以上、5点:10箇所以上の関節
B(RFまたはCCP):0点:RF、CCP両方とも陰性、2点:RFまたはCCPが基準値の3倍未満(弱陽性)、3点:RFまたはCCPが基準値の3倍以上(強陽性)
C(CRPまたはESR):0点:CRP、ESR両方とも正常、1点:CRPまたはESRの一方が上昇
D(関節症状の持続):0点:6週未満、1点:6週以上
☆活動性の評価
・DAS(disease activity score):①圧痛関節の数、②腫脹関節の数、③CRP(mg/dl)orESR(mm/hr)、④患者自身による全般評価(VAS:visual analog scale,0-100)⇒①~④を計算式に入れる。DAS28-CRPまたはDAS28-ESRとしてスコア化。関節は肩2、肘2、膝2、手首2、MP10、PIP10の計28のうち何箇所か。
・SDAI(simplified disease activity index):DASの簡易版、圧痛関節の数+腫脹関節の数+CRP(mg/dl)+患者による全般評価(0-10)+医師による全般評価(0-10)⇒3.3以下なら寛解、3.3-11なら低活動性、26より大は重度
・ESR:初診時に慢性炎症があったかどうか、寛解に入ったかが分かる。
・CRP:IL-6で誘導され、IL-1が増強する。薬剤反応評価、骨破壊予測に使えるが、小関節のみでは上昇しない。
・MMP-3:炎症滑膜細胞から大量に産生される軟骨の破壊因子。薬剤の補助モニターにも使える。
☆RAのサマリに必要なこと
①発症年齢、②RF値、③抗CCP抗体価、④現在のStage、⑤環軸椎亜脱臼の有無、⑥関節外症状の有無(間質性肺炎、胸膜炎、血管炎、Felty症候群、リウマトイド結節)、⑦合併症の有無(Sjogren症候群、結核、心血管病変、DM)、⑧治療歴(抗リウマチ薬の使用歴リストと期間、CRPの推移、無効薬、副作用の内容)、⑨ステロイドの用量と期間、⑩関節手術の内容
☆RA治療薬
・DMARD:リウマトレックス、アザルフィジン、プログラフ、アラバ、リマチル、プレディニン
・Biologics:抗TNFαモノクロール抗体:レミケード、ヒュミラ、シンボニー
TNF-R融合蛋白:エンブレル
抗IL-6Rモノクローナル抗体:アクテムラ
CTLA-4融合蛋白:オレンシア
・ステロイド:PSL10mg/day以下が鎮痛や初期治療に併用(血管炎合併例では併用)
☆治療薬の選択
MTX⇒MTX増量⇒MTX+Biologics。罹患が長いほど、活動性が高いほど、関節予後不良因子があるほど、右へシフトさせる。
☆MTX(リウマトレックス)について
・禁忌:妊婦、CCr<30ml/min≧、急性肝炎、ウィルス性慢性肝炎、感染症の治療中、未治療のTb(ツ反強陽性、QFT陽性、CXRで石灰化⇒あればINH300mg/dayを1ヶ月投与してからMTX開始、INHはその後8ヶ月継続)、血液疾患(悪性リンパ腫、MDS、再生不良性貧血、赤芽球癆)、血小板5万以下、白血球3000以下
・使い方:6mg/週から開始し、1ヵ月毎に16mg/週まで増やす。週1回、分1、朝食後に内服する。同時に葉酸の補充を行う(フォリアミン5mg/週、週1回、MTX内服の1-2日後、同時に内服するとMTXの効果減弱)。
・副作用:肺障害:MTX肺炎とPCPは区別がつきにくい(⇒βDグルカン),
肝障害:AST、ALT上昇見たら、HBs抗原陽性者ではHBV-DNA測定、他はMTX中止で改善を確認できれば減量して再開
骨髄抑制:口腔粘膜のただれと悪心が前兆になることもある。MTX中止し、ロイコボリン(MTX中和剤)10mg内服開始。
☆所見について
・発症2年以内が関節破壊の速度が速い。
・抗CCP抗体陽性で関節痛があるならRAの可能性が高い(特異度95%、感度67%)
・Tbの32%に抗CCP抗体が陽性に出るので、Tbは除外する。
・小関節の炎症だけならCRPもESRも上昇しないことがある。
・炎症反応のないまま小関節のみ破壊されることがある。
・大寒切に疼痛があって、CRP0ならRAでなくOAかもしれない。
・発症時、CRPよりも遅れてESRが上昇する。
・指関節痛のみ(腫脹なく)が年単位で先行することもある。
・間質性肺炎がRAに先行することもある。
・誘引のない腱鞘炎はRAの先行症状かもしれない。
・必ず首のX線写真をとること(環軸椎亜脱臼)。ずれがあればMRIを。
☆早期診断について
・ACR/EULAR分類基準→6点以上ならRAとして治療開始
A(腫脹または疼痛のある関節):0点:大関節1箇所、1点:大関節2箇所以上、2点:小関節1~3箇所、3点:小関節4箇所以上、5点:10箇所以上の関節
B(RFまたはCCP):0点:RF、CCP両方とも陰性、2点:RFまたはCCPが基準値の3倍未満(弱陽性)、3点:RFまたはCCPが基準値の3倍以上(強陽性)
C(CRPまたはESR):0点:CRP、ESR両方とも正常、1点:CRPまたはESRの一方が上昇
D(関節症状の持続):0点:6週未満、1点:6週以上
☆活動性の評価
・DAS(disease activity score):①圧痛関節の数、②腫脹関節の数、③CRP(mg/dl)orESR(mm/hr)、④患者自身による全般評価(VAS:visual analog scale,0-100)⇒①~④を計算式に入れる。DAS28-CRPまたはDAS28-ESRとしてスコア化。関節は肩2、肘2、膝2、手首2、MP10、PIP10の計28のうち何箇所か。
・SDAI(simplified disease activity index):DASの簡易版、圧痛関節の数+腫脹関節の数+CRP(mg/dl)+患者による全般評価(0-10)+医師による全般評価(0-10)⇒3.3以下なら寛解、3.3-11なら低活動性、26より大は重度
・ESR:初診時に慢性炎症があったかどうか、寛解に入ったかが分かる。
・CRP:IL-6で誘導され、IL-1が増強する。薬剤反応評価、骨破壊予測に使えるが、小関節のみでは上昇しない。
・MMP-3:炎症滑膜細胞から大量に産生される軟骨の破壊因子。薬剤の補助モニターにも使える。
☆RAのサマリに必要なこと
①発症年齢、②RF値、③抗CCP抗体価、④現在のStage、⑤環軸椎亜脱臼の有無、⑥関節外症状の有無(間質性肺炎、胸膜炎、血管炎、Felty症候群、リウマトイド結節)、⑦合併症の有無(Sjogren症候群、結核、心血管病変、DM)、⑧治療歴(抗リウマチ薬の使用歴リストと期間、CRPの推移、無効薬、副作用の内容)、⑨ステロイドの用量と期間、⑩関節手術の内容
☆RA治療薬
・DMARD:リウマトレックス、アザルフィジン、プログラフ、アラバ、リマチル、プレディニン
・Biologics:抗TNFαモノクロール抗体:レミケード、ヒュミラ、シンボニー
TNF-R融合蛋白:エンブレル
抗IL-6Rモノクローナル抗体:アクテムラ
CTLA-4融合蛋白:オレンシア
・ステロイド:PSL10mg/day以下が鎮痛や初期治療に併用(血管炎合併例では併用)
☆治療薬の選択
MTX⇒MTX増量⇒MTX+Biologics。罹患が長いほど、活動性が高いほど、関節予後不良因子があるほど、右へシフトさせる。
☆MTX(リウマトレックス)について
・禁忌:妊婦、CCr<30ml/min≧、急性肝炎、ウィルス性慢性肝炎、感染症の治療中、未治療のTb(ツ反強陽性、QFT陽性、CXRで石灰化⇒あればINH300mg/dayを1ヶ月投与してからMTX開始、INHはその後8ヶ月継続)、血液疾患(悪性リンパ腫、MDS、再生不良性貧血、赤芽球癆)、血小板5万以下、白血球3000以下
・使い方:6mg/週から開始し、1ヵ月毎に16mg/週まで増やす。週1回、分1、朝食後に内服する。同時に葉酸の補充を行う(フォリアミン5mg/週、週1回、MTX内服の1-2日後、同時に内服するとMTXの効果減弱)。
・副作用:肺障害:MTX肺炎とPCPは区別がつきにくい(⇒βDグルカン),
肝障害:AST、ALT上昇見たら、HBs抗原陽性者ではHBV-DNA測定、他はMTX中止で改善を確認できれば減量して再開
骨髄抑制:口腔粘膜のただれと悪心が前兆になることもある。MTX中止し、ロイコボリン(MTX中和剤)10mg内服開始。
2014年7月29日火曜日
腎生検の注意点
☆抗血小板薬、抗凝固薬を使っていないか。
☆腎臓に腸管がかぶっていないかCTで確認する。
☆血腫吸収で発熱する。
☆生検後の流れ
①生検前日21時以降は食事禁止(水、お茶はOK)、排便は生検前に済ませておく
②生検後2時間はバルーン留置しベット上安静
③エコーで血腫増大や出血ないことを確認
④血腫増大なければ片膝ずつ挙げてもよい
⑤さらに3時間後にエコー確認
⑥問題なければ生検側を下にした状態で側臥位をとっても良い(食事は寝ころんだままでも食べられるおにぎり食にする)
⑦翌朝採血でHbが生検前と比べて2g/dl以下の差ならOK、2g/dl以上なら造影CT
⑧OKならバルーン抜去し、安静解除
☆腎臓に腸管がかぶっていないかCTで確認する。
☆血腫吸収で発熱する。
☆生検後の流れ
①生検前日21時以降は食事禁止(水、お茶はOK)、排便は生検前に済ませておく
②生検後2時間はバルーン留置しベット上安静
③エコーで血腫増大や出血ないことを確認
④血腫増大なければ片膝ずつ挙げてもよい
⑤さらに3時間後にエコー確認
⑥問題なければ生検側を下にした状態で側臥位をとっても良い(食事は寝ころんだままでも食べられるおにぎり食にする)
⑦翌朝採血でHbが生検前と比べて2g/dl以下の差ならOK、2g/dl以上なら造影CT
⑧OKならバルーン抜去し、安静解除
血管炎について
☆血管炎の分類
・大型血管炎:高安病、側頭動脈炎
・中型血管炎:バージャー病、PN、川崎病
・小型血管炎:(ANCA関連血管炎)MPA、Wegener、アレルギー性肉芽腫性血管炎
(IC血管炎)HSP、本態性クリオグロブリン血症、MRA
☆症状
・原因不明の発熱:38-39℃、スパイク状
・全身症状:体重減少、全身倦怠感
・臓器症状
大中型血管炎:
総頚動脈:眩暈、頭痛、失神
顎動脈:咬筋跛行
眼動脈:霧視、複視、失明
鎖骨下動脈:上肢のしびれ、冷感、易疲労感、上肢血圧左右差、脈なし
腎動脈:高血圧、腎機能障害
腸間膜動脈:虚血性腸炎
冠動脈:AP、MI
肺動脈:咳、血痰、呼吸困難
小型動脈炎:
皮膚:網状皮斑、皮下結節、紫斑、皮膚潰瘍
末梢神経:多発単神経炎
筋肉:筋痛
関節:関節痛
腎臓:半月体形成性糸球体腎炎
消化管:消化性潰瘍、消化管出血
心臓:心筋炎、不整脈
肺:肺胞出血
漿膜:心膜炎、胸膜炎
眼:網膜出血、胸膜炎
☆治療合併症
・カリニ肺炎
50歳以上で、
PSL1.2mg/kg/day以上orPSL0.8mg/kg/day以上+免疫抑制剤併用or免疫抑制剤使用+末梢血リンパ球数500/μL以下のいずれかを満たすときは、ST合剤(バクタ)を予防投与する。バクタ1g/日~2gを週2回~4gを週2回投与
・骨折予防
YAM80%未満、初期大量使用時はTスコアに限らず、活性型ビタミンD3、ビスホスホネートを使う。歯科疾患があればビスホスホネートは使えない。
☆血管炎診断のアプローチ
大型、中型:血管造影CT→バージャー病、高安病、側頭動脈炎
小型:
IC陽性→IgA上昇ならHSP、クリオグロブリン上昇ならクリオグロブリン血症、RF強陽性ならMRA
IC陰性→MPO-ANCA陽性ならMPA/AGA、PR3-ANCA陽性ならWG
・大型血管炎:高安病、側頭動脈炎
・中型血管炎:バージャー病、PN、川崎病
・小型血管炎:(ANCA関連血管炎)MPA、Wegener、アレルギー性肉芽腫性血管炎
(IC血管炎)HSP、本態性クリオグロブリン血症、MRA
☆症状
・原因不明の発熱:38-39℃、スパイク状
・全身症状:体重減少、全身倦怠感
・臓器症状
大中型血管炎:
総頚動脈:眩暈、頭痛、失神
顎動脈:咬筋跛行
眼動脈:霧視、複視、失明
鎖骨下動脈:上肢のしびれ、冷感、易疲労感、上肢血圧左右差、脈なし
腎動脈:高血圧、腎機能障害
腸間膜動脈:虚血性腸炎
冠動脈:AP、MI
肺動脈:咳、血痰、呼吸困難
小型動脈炎:
皮膚:網状皮斑、皮下結節、紫斑、皮膚潰瘍
末梢神経:多発単神経炎
筋肉:筋痛
関節:関節痛
腎臓:半月体形成性糸球体腎炎
消化管:消化性潰瘍、消化管出血
心臓:心筋炎、不整脈
肺:肺胞出血
漿膜:心膜炎、胸膜炎
眼:網膜出血、胸膜炎
☆治療合併症
・カリニ肺炎
50歳以上で、
PSL1.2mg/kg/day以上orPSL0.8mg/kg/day以上+免疫抑制剤併用or免疫抑制剤使用+末梢血リンパ球数500/μL以下のいずれかを満たすときは、ST合剤(バクタ)を予防投与する。バクタ1g/日~2gを週2回~4gを週2回投与
・骨折予防
YAM80%未満、初期大量使用時はTスコアに限らず、活性型ビタミンD3、ビスホスホネートを使う。歯科疾患があればビスホスホネートは使えない。
☆血管炎診断のアプローチ
大型、中型:血管造影CT→バージャー病、高安病、側頭動脈炎
小型:
IC陽性→IgA上昇ならHSP、クリオグロブリン上昇ならクリオグロブリン血症、RF強陽性ならMRA
IC陰性→MPO-ANCA陽性ならMPA/AGA、PR3-ANCA陽性ならWG
2014年7月18日金曜日
造影剤腎症(CIN)
・造影剤投与後72時間以内にCrが0.5mg/dlもしくは25%以上上昇したもの。
・7~14日で軽快する場合が多いが、ARFに至るものもある。
・最大造影剤投与量(ml)=5×体重(kg)/Cr(mg/dl)
*ヨード含有量370mg/mlの造影剤を使用した場合
*最大投与量は300mlとする
・CIN予防には検査前6時間、検査後12時間に生食を1ml/kg/hrで投与する。
・緊急の場合は300mlの生食をボーラス投与する。心不全がある場合150mlにする。
*2000ml/day投与群とCIN発症率に優意差はなかった。
・dynamicCT(動脈相、門脈相、平衡相)では600mg/kgつまり2ml/kgの造影剤が必要。CTangiography(大動脈の造影)では300mg/kgつまり1ml/kgの造影剤が必要。
*ヨード含有量が300mg/mlの造影剤を使用した場合
・7~14日で軽快する場合が多いが、ARFに至るものもある。
・最大造影剤投与量(ml)=5×体重(kg)/Cr(mg/dl)
*ヨード含有量370mg/mlの造影剤を使用した場合
*最大投与量は300mlとする
・CIN予防には検査前6時間、検査後12時間に生食を1ml/kg/hrで投与する。
・緊急の場合は300mlの生食をボーラス投与する。心不全がある場合150mlにする。
*2000ml/day投与群とCIN発症率に優意差はなかった。
・dynamicCT(動脈相、門脈相、平衡相)では600mg/kgつまり2ml/kgの造影剤が必要。CTangiography(大動脈の造影)では300mg/kgつまり1ml/kgの造影剤が必要。
*ヨード含有量が300mg/mlの造影剤を使用した場合
2014年7月4日金曜日
★日本内科学会雑誌 オンラインサービス
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/naika/-char/ja
去年までのアーカイブはパスワードやIDなしでも自由に閲覧できます。
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2014年6月30日月曜日
2014年5月23日金曜日
2014年5月16日金曜日
2014年5月2日金曜日
2014年3月3日月曜日
C型肝炎治療のガイドライン
☆治療薬
・シメプレビル(第2世代プロテアーゼ阻害薬)+Peg-IFN+リバビリンでSVR(sustained virological response)を目指す。
・12週は3剤併用、後の12週はPeg-IFN+リバビリンでSVRは89%。
☆治療適応
・ALT30U/l超、もしくは血小板15万未満
☆IFN
・IFNαとIFNβがあり、IFNαにはPEG化されたものがある。
・IFNの副作用:インフルエザ様症状、血球減少、精神症状、自己免疫現象、間質性肺炎、心筋症、眼底出血、脳内出血
・PEG化されると、血中濃度の急な上下がないので、副作用が起きにくい。
・副作用や中和抗体でIFNα無効時にはβを使う。
☆リバビリン
・ALT改善効果はIFNより高いは、HCV-RNA陰性化率はIFNより下。
・副作用:腎障害と溶血性貧血(∴Ccr<50では禁忌、心疾患では注意)、催奇形性あり
☆SVR(sustained virological response)
・治療後24週でHCV-RNA陰性化を指す。
・SVR後も発癌の可能性は0ではない(3.3-8.0年で0.9-4.2%)ので、5-10年は肝癌スクリーニングを行う。
☆肝硬変の場合
・Child-Pugh A(代償性肝硬変):Peg-IFN+リバビリン(無効例ではIFN少量投与)
・Child-Pugh C(非代償性肝硬変):IFN使用しない、肝庇護剤(ウルソデオキシコール酸)
・シメプレビル(第2世代プロテアーゼ阻害薬)+Peg-IFN+リバビリンでSVR(sustained virological response)を目指す。
・12週は3剤併用、後の12週はPeg-IFN+リバビリンでSVRは89%。
☆治療適応
・ALT30U/l超、もしくは血小板15万未満
☆IFN
・IFNαとIFNβがあり、IFNαにはPEG化されたものがある。
・IFNの副作用:インフルエザ様症状、血球減少、精神症状、自己免疫現象、間質性肺炎、心筋症、眼底出血、脳内出血
・PEG化されると、血中濃度の急な上下がないので、副作用が起きにくい。
・副作用や中和抗体でIFNα無効時にはβを使う。
☆リバビリン
・ALT改善効果はIFNより高いは、HCV-RNA陰性化率はIFNより下。
・副作用:腎障害と溶血性貧血(∴Ccr<50では禁忌、心疾患では注意)、催奇形性あり
☆SVR(sustained virological response)
・治療後24週でHCV-RNA陰性化を指す。
・SVR後も発癌の可能性は0ではない(3.3-8.0年で0.9-4.2%)ので、5-10年は肝癌スクリーニングを行う。
☆肝硬変の場合
・Child-Pugh A(代償性肝硬変):Peg-IFN+リバビリン(無効例ではIFN少量投与)
・Child-Pugh C(非代償性肝硬変):IFN使用しない、肝庇護剤(ウルソデオキシコール酸)
B型肝炎治療のガイドライン
☆治療目標
・HBV-DNA 4log copies/ml(2000IU/ml)以下であってもHBs抗原陽性例では発癌率が高い
∴HBs抗原陰性化を治療目標とする。
☆HBV治療薬の違い
・Peg-IFNはHBV-DNA陰性化(4 log copies/ml未満)、HBe抗原セロコンバーション(HBe抗原が陰性化し、HBe抗体が陽性化すること)、ALT正常化率などの短期目標達成率は低いが、長期目標であるHBs抗原陰性化率は高い。
・核酸アナログ(エンテカビル)は短期目標達成率は高いが、長期目標達成率は低い。
・Peg-IFN、エンテカビルともにHBe抗原陰性の方がHBe抗原陽性よりも治療によく反応する。
☆治療開始基準
・非肝硬変例ではHBV-DNA 4log copies/ml以上、肝硬変例では2.1 log copies/ml以上
☆治療薬の選択
・慢性肝炎ではPeg-IFNが第1選択
・肝硬変ではエンテカビルが第1選択
☆非活動性キャリアの定義
年3回以上の血液検査により、以下3つを全て満たす場合
①HBe抗原陰性、②ALT 30 U/l以下、③HBV-DNA 4 log copies/ml未満
☆副作用
IFNの副作用:インフルエザ様症状、血球減少、精神症状、自己免疫現象、間質性肺炎、心筋症、眼底出血、脳内出血
☆核酸アナログ
・ラミブジン、アデホビルよりもエンテカビルの方が耐性率が低い。
・テンテカビル耐性には、ラミブジンとアデホビルの併用、もしくはエンテカビルとアデホビルの併用、もしくはテノホビルを使う。
・HBV-DNA 4log copies/ml(2000IU/ml)以下であってもHBs抗原陽性例では発癌率が高い
∴HBs抗原陰性化を治療目標とする。
☆HBV治療薬の違い
・Peg-IFNはHBV-DNA陰性化(4 log copies/ml未満)、HBe抗原セロコンバーション(HBe抗原が陰性化し、HBe抗体が陽性化すること)、ALT正常化率などの短期目標達成率は低いが、長期目標であるHBs抗原陰性化率は高い。
・核酸アナログ(エンテカビル)は短期目標達成率は高いが、長期目標達成率は低い。
・Peg-IFN、エンテカビルともにHBe抗原陰性の方がHBe抗原陽性よりも治療によく反応する。
☆治療開始基準
・非肝硬変例ではHBV-DNA 4log copies/ml以上、肝硬変例では2.1 log copies/ml以上
☆治療薬の選択
・慢性肝炎ではPeg-IFNが第1選択
・肝硬変ではエンテカビルが第1選択
☆非活動性キャリアの定義
年3回以上の血液検査により、以下3つを全て満たす場合
①HBe抗原陰性、②ALT 30 U/l以下、③HBV-DNA 4 log copies/ml未満
☆副作用
IFNの副作用:インフルエザ様症状、血球減少、精神症状、自己免疫現象、間質性肺炎、心筋症、眼底出血、脳内出血
☆核酸アナログ
・ラミブジン、アデホビルよりもエンテカビルの方が耐性率が低い。
・テンテカビル耐性には、ラミブジンとアデホビルの併用、もしくはエンテカビルとアデホビルの併用、もしくはテノホビルを使う。
2014年1月27日月曜日
明らかに死亡している場合に搬送するか否か
・明らかに死亡している場合に搬送するか否か。
救急隊員は現場で「社会的に明らかな死亡」と判断されない限り、蘇生を行いながら患者搬送を行う。
「社会的に明らかな死亡」(消防庁「救急救助業務」):
1.体幹部又は頸部が轢断している状態
2.以下の7項目を全て満たしている状態
(1)意識レベルがJCSⅢ-300
(2)呼吸が全く感ぜられない
(3)総頸動脈で脈拍が感じられない
(4)瞳孔の散大が認められ対光反射が全くない
(5)体温が感ぜられず、冷感が認められる
(6)死後硬直が認められる
(7)死斑が認められる。
救急隊員は現場で「社会的に明らかな死亡」と判断されない限り、蘇生を行いながら患者搬送を行う。
「社会的に明らかな死亡」(消防庁「救急救助業務」):
1.体幹部又は頸部が轢断している状態
2.以下の7項目を全て満たしている状態
(1)意識レベルがJCSⅢ-300
(2)呼吸が全く感ぜられない
(3)総頸動脈で脈拍が感じられない
(4)瞳孔の散大が認められ対光反射が全くない
(5)体温が感ぜられず、冷感が認められる
(6)死後硬直が認められる
(7)死斑が認められる。
2014年1月17日金曜日
・Meet The History 循環器病の歴史を探る対談シリーズ
http://www.jhf.or.jp/shinzo/mth/backnumber/no1-no10.html
川崎病の川崎富作先生の話が掲載。
http://www.jhf.or.jp/shinzo/mth/backnumber/no1-no10.html
川崎病の川崎富作先生の話が掲載。
2014年1月16日木曜日
低血糖の原因となる薬剤
低血糖の原因となる薬剤
・インスリン
・SU剤
・サリチル酸
・プロプラノロール(β遮断薬)
・ペンタミジン(抗真菌薬薬)
・ジソピラミド(抗不整脈薬)
・シベンゾリン(シベノール)(抗不整脈薬)
・インスリン
・SU剤
・サリチル酸
・プロプラノロール(β遮断薬)
・ペンタミジン(抗真菌薬薬)
・ジソピラミド(抗不整脈薬)
・シベンゾリン(シベノール)(抗不整脈薬)
2014年1月14日火曜日
・妊婦と薬
http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_04-00.html
妊娠中に投与できる薬の一覧表
・国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/med_druglist.html
安全に使える薬、使ってはならない薬が掲載
★LactMed
http://toxnet.nlm.nih.gov/cgi-bin/sis/htmlgen?LACT
授乳中の薬剤使用に関する論文検索
http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_04-00.html
妊娠中に投与できる薬の一覧表
・国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/med_druglist.html
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http://toxnet.nlm.nih.gov/cgi-bin/sis/htmlgen?LACT
授乳中の薬剤使用に関する論文検索
2014年1月4日土曜日
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