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2020年8月28日金曜日

20代の胸痛が来たら

20代の胸痛が来たら:
・「川崎病と言われたことは?」
・「コレステロールがむちゃくちゃ高いか、家族がそうでは?」
・「急に気を失ったり、目の前が真っ暗になったり、親戚で突然死の人はいないか?」
・「特定の状況、たとえば過労や、明け方に起きやすいとかってことはない?」

2020年5月31日日曜日

次亜塩素酸水について

・次亜塩素酸水は食塩水あるいは塩酸を電気分解して得られるもの。濃度は10ppm-100ppm。
・次亜塩素酸水:①微酸性次亜塩素酸水、②弱酸性次亜塩素酸水、③強酸性次亜塩素酸水
・次亜塩素酸ナトリウム(強アルカリ性)は全く別物。ハイター。
・次亜塩素酸ナトリウム溶液に、炭酸や塩酸を加えて中性にしてもこれらは次亜塩素酸水とは呼ばない。
・濃度計算:1ppm=0.0001%、例)5gを20Lに溶かす→20000cc→20000g→5/20000*100=1/40=0.025%→0.025/0.0001=250ppm
・手指の除菌には40ppm、吐しゃ物には500ppmを使う。

2020年5月22日金曜日

拡張期血圧とは

拡張期血圧は心臓から拍出された血流が大動脈を押し広げ、大動脈が収縮し末梢動脈まで血液を送り出す時の血圧。50mmHg以下であれば大動脈が前方に駆出できていない、すなわちAR。

2020年1月9日木曜日

☆睡眠薬、抗不安薬まとめ

☆睡眠薬、抗不安薬まとめ
●ソラナックス
・一般名;アルプラゾラム(=コンスタン、武田薬品工業)
・半減期14時間
・最高投与量は2.4mg
・パニック障害に効果が高い
・抗不安、鎮静作用はジアゼパム(セルシン、ホリゾン)よりも強力だが、筋弛緩作用の副作用は小さい
・良くみられる副作用は眠さ(4~5%程度)

●ワイパックス
・一般名:ロラゼパム
・半減期15時間、作用時間は8時間~12時間
・デパスやレキソタンよりややライトで、セレナールやリーゼよりは強いという印象。
・肝障害の患者にも処方しやすい(肝臓で1回しかグルクロン酸抱合を受けない)。

●デパス
・一般名;エチゾラム(チエノジアゼピン系)
・半減期6時間
・1日に0.5mg~3mgまでが処方可能
・不安と統合失調症の不眠に適応
・抗不安作用はマイナートランキライザーの中では強い方で、眠さも慣れるとそれほどではなくなる。
・半減期が短い方であり、ハルシオンに見られるような健忘が出現することがある。
・筋弛緩作用もあり、時に老人の転倒や若い人でも階段で空足を踏むような影響が出ることがある。
・1ヶ月処方が可能

●レキソタン
・一般名;ブロマゼパム
・半減期は8~19時間
・強力な抗不安作用
・15mgまで処方できる
・眠さ、ふらつきは比較的出やすい(メイラックスに比べると副作用が明らかに目立つ)。ただ、飲み慣れるとそれほどではない。
・力価的にはメイラックス、ワイパックスなどより弱いが、多いミリ数が投与されることがわりに多く、また副作用的に重いので効果が大きい抗不安薬に見える。だから以前には、強迫神経症やボーダーラインのようなやや重い神経症によく処方されていた。

●レンドルミン
・一般名;ブロチゾラム(=グッドミン)
・短期型睡眠導入剤、半減期は6.8時間
・用量としては0.25mgで処方されるが、麻酔前投薬として0.5mgの処方が認められている。
・チエノトリアゾロジアゼピン系で構造的にデパスに非常に似ている(Br+エチゾラム)。
・マイスリーは統合失調症およびうつ病に処方できないので、ハルシオン、アモバンなどと並んで、良く処方される短期型睡眠導入剤の1つ。

●ハルシオン
・一般名;トリアゾラム
・半減期は2~3.5時間くらい、眠剤では最速(超短時間作用型の眠剤)
・1991年の夏、ニューズウイーク紙は、ハルシオンにより他人への敵意が昂じたり不安を煽るような有害作用の危険性に言及、安全性に疑問を投げかけた。
・本来ベンゾジアゼピンは稀に、恐怖感、焦燥感、敵意、怒り、攻撃性などが出現する(奇異反応)。
・強い薬物ではあるので、入院患者で不眠が強い患者には今でもそこそこ処方される。

●マイスリー
・一般名;ゾルピデム
・超短期型の睡眠薬。半減期は2時間。
・マイスリーはハルシオン(半減期2時間)やデパス(半減期6時間)に比べて健忘が少ない印象。
・統合失調症やうつ病(躁うつ病も含む)の不眠には適応がない。治験時にこんな風に制約をつけた方が早く認可されるからという話であったが正確なところは知らない。外国では統合失調症や躁うつ病でも処方できる。日本だけのローカルルール。

●ロヒプノール
・一般名;フルニトラゼパム(=サイレース)
・ベンゾジアゼピン系の睡眠薬
・半減期は15時間ほどで中間くらいの半減期
・麻薬及び向精神薬取締法上の第2種向精神薬に指定(ベンゾジアゼピン系では唯一、ロヒプノールのみ)。ちなみに3種には多くの睡眠薬が入れられているが、アモバン、デパス、リスミーなどは含まれていないため1ヶ月処方可能。
・依存性、乱用性で危険であるとされ、耐性獲得が早く乱用されたときに奇異反応(不安焦燥感が高まり、攻撃的な反応を起こす)が増加すると言われている。
・海外旅行の際に、たまたまロヒプノールを所持していて空港などで発覚した場合、逮捕されると思われる。

●半減期/ピーク/最大用量
ユーロジン   24hr/5hr/4mg
エバミール   10hr/1.5hr/2mg
リスミー    10hr/3hr/2mg
ロヒプノール  7hr/1.5hr/2mg
レンドルミン  7hr/1.5hr/0.5mg
デパス     6hr/3hr/3mg
アモバン    4hr/1hr/10mg
ハルシオン   3hr/1.2hr/0.5mg
マイスリー   2hr/0.8hr/10mg

●半減期と持ち越し効果
超短時間型:半減期2-4hr、入眠障害、持ち越し効果なし(マイスリー、ハルシオン)
短時間型:半減期6-10hr、入眠障害/中途覚醒、持ち越し効果あまりなし(レンドルミン)
中間型:半減期12-24hr、入眠障害/早朝覚醒、持ち越し効果生じることあり(ユーロジン)
長時間型:半減期24hr以上、中途覚醒/早朝覚醒、薬の作用が1日中持続する