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2017年5月29日月曜日

CRPSについて

CRPS(Complex Regional Pan Syndrome:複合性局所疼痛症候群)
・RSD(reflex of sympathetic distrofy)とカウザルギーを併発する。
・運動、知覚神経線維や血管周囲に分布する交感神経線維が侵襲を受け瘢痕性絞扼変化が生じる。
・注射行為により生じることがある(採血時に痛みを大げさに訴える人、さらには、その中でもそういう訴えを「たいしたことない」と一蹴されたような人に起こることが多い)
・麻痺は、拘縮によるもので、肘と手首が屈曲し、伸ばそうとすると痛がるようになる。
・手関節から12cm以内からの採血は避けるようにする。

2017年5月23日火曜日

CVポートの穿刺

☆CVポートの穿刺
・療養病院ではCVポートを長期間使うためカテ感染を起こさないよう穿刺の際には滅菌手袋で行う。イソジン消毒2回→シリンジに生食10cc→短いルートが繋がった穿刺針に生食を通す→CVポートに穿刺し生食をシリンジで流す→ルートの接続→Yガーゼを置く。

2017年5月22日月曜日

誤嚥性肺炎の時の内服

☆誤嚥性肺炎のリスクがある場合に内服を止めるかどうか。
・明らかに内服のみで誤嚥性肺炎を起こしている場合は内服中止。
・食事、内服で誤嚥性肺炎の場合は、内服は最低限続行。
・TPN、内服で誤嚥性肺炎の場合は、内服は中止する(内服による誤嚥性肺炎の可能性高い)。

2017年5月19日金曜日

麻疹について

麻疹について
・倦怠感、風邪症状、結膜炎(結膜充血、眼脂、羞明)あれば麻疹を疑い口腔内のKoplic斑(奥歯のすぐ横の粘膜の粟粒大の白色の水疱)を探す。
・よくある誤診例は、感冒、薬疹、肝炎。風疹や突発性発疹とも誤診しやすい。
・ワクチン接種歴の確認(不明な場合は要注意)
・人が多く集まる場所に行ってないか確認(卒業式、入学式、コンサート会場など)
・保健所に直ちに届出し、地方衛生研究所でウイルスの検出を行う。
・麻疹IgM抗体と、IgG抗体価を確認する(受診時と回復時)

2017年5月12日金曜日

SGLTでの動脈硬化の可能性など

・超低糖質制限下の運動では動脈硬化が進む。
・低糖質制限ダイエットで動脈硬化が進むなら、SGLTでも動脈硬化が進む可能性がある。
・SGLT2阻害薬はグルカゴンや肝臓のグリコーゲン代謝にも影響与える。
・糖毒性解除は、ペプチド/血糖インデックス使いながらする場合もある。

2017年5月11日木曜日

HbA1cが見かけ上、改善する場合など

・DMで腎機能が悪化するとインスリン排泄が低下し、HbA1cが改善する場合がある。
・DMで胃癌があると貧血が進行し、HbA1cが改善しているように見えることがある。
・シャントは利き手ではない上肢に造設し、シャント側の上肢を下にして寝ないようにする。

2017年5月8日月曜日

ドリームステーション(CPAP)

ドリームステーション(CPAP)
http://www.philips.co.jp/healthcare/product/HCNOCTN447/auto-

余命予測ツール

☆余命予測ツール
Prognosis in Palliative Care Study predictor models (PiPS models)
http://www.pips.sgul.ac.uk/index.htm

日焼け後の掻痒感について

☆日焼け後の掻痒感について
・デルモベート軟膏とアミノ安息香酸エチル軟膏(10%)との混合軟膏(1:1の割合)。
・アミノ安息香酸エチルはワセリン基剤の軟膏でステロイド軟膏との混合は問題がない。
・ロキソニンも有効。

2017年5月2日火曜日

乳児ボツリヌス症

☆乳児ボツリヌス症
・殺菌しない蜂蜜中にボツリヌス菌の胞子(芽胞)が含まれている。
・蜂蜜は1歳未満の乳児に与えない。
・乳児ボツリヌス症は2-4カ月の乳児に最も多く、生後3週以内や8カ月以降の小児には少ない。
・日本製の蜂蜜はボツリヌス菌に汚染している確率は5%。
・コーンシロップ、水飴、砂糖など、完全に殺菌が施されていない天然甘味料もボツリヌス菌の感染源となり得る。
・上白糖や三温糖は精製糖製造過程では紫外線により殺菌しており、ボツリヌス菌が含まれていることはない。

2017年5月1日月曜日

プロポフォール注入症候群

☆プロポフォール注入症候群
・プロポフォールを乳化させるための脂肪製剤の過剰投与によりミトコンドリア障害がおこり、それに伴う遊離脂肪酸の代謝不全から細胞傷害をきたすことが原因。
・心機能障害、徐脈、陰性T波、高K血症、高乳酸血症、腎不全、代謝性アシドーシス、高脂血症、高TG血症、横紋筋融解、CK上昇をきたす。
・小児では代謝が未発達であるため、よりプロポフォール注入症候群をきしやすい。
・成人でも4-5mg/kg/hrを48時間以上投与することはリスクが高い。

高齢者のリスパダールなど

・感冒の後に喘息になることがある。
・高齢者のリスパダールは1包屯用から開始する。常用はしない。
・気管チューブの痰が固いときは脱水を疑うが、皮膚乾燥なければアンブロキサール15mg3錠分3や吸入で対処する。
・片側上肢や下肢の浮腫は体位によるもののことが多い。Dダイマーは10を超えてくると血栓形成の可能性あり。