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2013年9月20日金曜日

コルヒチンが急性心膜炎の治療と再発予防に有効

A Randomized Trial of Colchicine for Acute Pericarditis
N Engl J Med. 2013 Aug 31

コルヒチンが急性心膜炎の治療と再発予防に有効

概略:
18歳以上の急性心膜炎(特発性、ウイルス性、心臓外傷後、膠原病)にコルヒチン(体重70kg超の患者には0.5mgを1日2回、70kg以下の患者には0.5mgを1日1回)と通常薬剤(アスピリンorイブプロフェン)を3か月間投与した。

結果(コルヒチン群vsプラセボ群):
・プラセボ群に対するコルヒチン群の相対リスクは0.56(95%信頼区間0.30-0.72、P=0.001)
・再発率は9.2%と20.8%(P=0.02)
・72時間後で症状が持続しているのは19.2%と40.0%(P=0.001)
・1週間以内の寛解律率は85.0%と58.3%(P<0.001)

(注意)
・95%信頼区間0.30-0.72とは、100回行えば95回は相対リスクは0.30-0.72であるということ。
・P<0.05の時に観察されたデータには統計的に意味があると言える。

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