腎癌のうち発熱は17%
CTの普及で腎癌が不明熱の原因になることは少なくなった
→不明熱は血液腫瘍が多い
悪性リンパ腫
・腫瘤形成しない場合もある
・骨髄検査をしても診断がつかない場合もある
リンパ腫の一般的臨床特徴
発熱、発汗、体重減少、食欲低下
LDH,ALP,CRP,血沈,sIL-2R,AST,ALT上昇
血小板低下、貧血
フェリチン、免疫グロブリン、自己抗体の上昇
腫瘤形成しないリンパ腫
☆血管内リンパ腫(IVL)
・血管内腔にしかくっつかない→骨髄検査でも見つからない
・認知機能低下(血流↓のため)
・生検は皮膚、肺、鼻腔粘膜、筋肉などのランダム生検が有用
・IVLの臨床的診断基準もある
・中年以上の発熱、倦怠感、低酸素(肺病変)、認知機能低下
・LDH,CRP,sIL2Rの上昇
・肺野条件CTで異常なくてもPET-CTでFDG集積が見られる肺のIVLもある
☆肝脾型T細胞性リンパ腫
肝臓、脾臓の著名な類洞あるいは静脈洞浸潤により強い肝脾腫をきたすT細胞リンパ腫
若年男性に多く、全身症状、肝障害、血球貪食をきたす。
☆血管免疫芽球性T細胞リンパ腫(AITL)
60歳代の男性、貧血、血小板毛bb賞、LDH上昇、IgG高値3000以上、sIL2R数千、好酸球増多、非特異的に見える自己抗体出現、全身に1-3cmのリンパ節腫脹、皮疹を生じる
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