ページビューの合計

2013年10月25日金曜日

薬剤メモ

薬剤メモ

<便秘>
<尿閉>
<水様性下痢>
<不眠>
<痙攣>
<不穏>
<発熱>
<疼痛>
<片頭痛/群発頭痛>
<胃痛>
<耳痛/頬痛>
<咽頭痛/感冒>
<インフルエンザ>
<肺炎>
<鎮静>
<蕁麻疹>
<吐血/黒色便>
<急性膵炎>
<下血>
<嘔気>
<回転性眩暈>
<動悸(PSVT,pAf)>
<動悸(脈ありVT)>
<徐脈>
<CPA>
<心原性ショック>
<敗血症性ショック>
<アナフィラキシーショック>
<DIC>
<胸痛>
<高血圧>
<脳梗塞>
<ASO>
<高血糖>
<低血糖>
<高K血症>
<低Na血症>
<呼吸困難(心不全)>
<呼吸困難(喘息/COPD)>
<呼吸困難(肺塞栓)>
<髄膜炎>
<ドライアイ>
<結膜炎>
<創傷>
<熱傷>
<PPN(腎不全)>
<PPN(肝不全)>
<強化インスリン療法>
<経口血糖降下薬>
<慢性心不全経口薬>
<慢性心房細動経口薬>
<大腸検査前>

☆便秘
・ケンエーG浣腸50% 60ml 1個
 直腸付近の便秘に。
・ラキソベロン10ml 1回10-15滴をコップ一杯の水で薄めて飲んでください。
 4分の1以上の服用で下痢になる。腸内細菌叢で分解され腸管刺激作用。
・330mgマグラックス錠(カマグ)6錠分3
 水を吸収し、増大することで腸管蠕動を亢進させる。
・フォルセニド12-24㎎分1
 腸内細菌により腸管刺激物に変化。12時間持続するので就寝前に服用し、翌朝排便。IBSなどには使わない。
・新レシカルボン坐薬1個
・大建中湯15g分3食前
 イレウスの再発予防に。

☆尿閉
・エフミン錠25mg 1錠
 タムスロシンカプセル0.2mg(ハルスロー)1C
 ウブレチド錠5mg 1錠
 朝1回

☆水様性下痢
・ミヤBM 3g分3
・ロペラミド塩酸塩カプセル1mg(ロペミン)2C 朝夕毎食後
・ブスコパン20mg2%1ml 1A(ショットよりも50mlに溶かして点滴がいい)
・CD-1毒素
・便ロタウィルス(迅速)

☆不眠
・デパス0.5㎎1錠+マイスリー5㎎2錠
 これでとりあえずはOK
・アモバン7.5mg 1錠
 入眠障害(短時間型)、非BZP系。起床時に苦味。
・ゾルピデム5mg 1錠(マイスリー)
 入眠障害(短時間型)、非BZP系。副作用少ないが弱い。
・ハルシオン0.25mg 1錠
 入眠障害(短時間型)、切れが良い(おすすめ)。
・ユーロジン1mg 1錠
 中途覚醒(長時間型)、10時間なので日中のふらつきあり。
・レンドルミン
 中途覚醒(長時間型)、入眠も良いし、切れが良い(おすすめ)
・ソラナックス0.4mg 3錠分3
 不安で眠れないとき
・デパス0.5mg 3錠分3
 不安で眠れないとき
・ベゲタミンB配合錠 1錠
 妄想や精神病を伴った不眠(ベゲタミンA錠は30錠以上の大量服用は危険)。
・ロヒプノール1㎎ 1錠
・ミラドール(ドグマチール/スルピリド)50㎎2錠 分1就寝前
 軽度の鬱状態に。翌朝からの気分改善効果あり。

☆痙攣
・テグレトール100㎎2錠分2
 カルバマゼピン。症候性癲癇の第1選択薬。血中濃度を測定する。成人初発の癲癇は脳腫瘍を精査。
・セレニカR細粒800㎎分2
 バルプロ酸。デパケンの細粒版。癲癇全般に使える。
・ホリゾン10mg 1A
 0.5Aずつ投与。呼吸停止の場合もあり、バッグバルブマスクを用意。
・アレビアチン250mg5ml 1A
 生食100ml 1瓶
 30分かけて投与
 投与後、効果発現まで30分かかるのでホリゾンと同時投与。ルート内にブドウ糖あるときはwash outしてからでないと凝固する。翌日にフェニトイン濃度を測定すること。1日3回投与。
・ホストイン750㎎/10ml 2A
 生食50ml
 ホストイン12mlと生食48mlを混ぜて60mlとし20分かけて投与。維持量は半量を1日1回。翌日にフェニトイン濃度を測定すること。
・フェノバール100mg10%1ml 1A筋注
 1日2回筋注で経過みる場合もある。

☆不穏/せん妄
・アタラックスP25mg 1Aショットもしくは筋注
・セレネース5mg0.5%1ml 1A筋注
・セレネース5mg0.5%1ml 1A
 生食100ml
 30分かけて
・リスパダール0.5mg分1夕食後
 錐体外路症状など副作用出るなら1日おきや液剤に変更する。嚥下機能が低下するので、誤嚥を起こしやすくなるので注意。

☆発熱(38.5℃以上の時)
・カロナール坐剤100mg 2個
・ジクロフェナクナトリウム坐剤50mg(フェニタレン) 1個
・ケンタン錠60mg(ロキソニン)1錠
 ムコスタ100mg1錠
・カロナール200mg2錠

☆疼痛
・セレコックス100mg2錠分2朝夕食後
 セレコックスは頓服はしない(効果発現が遅い)
・ケンタン錠60mg(ロキソニン)1錠
 ムコスタ100mg1錠
・カロナール200mg2錠
 1回mgまで増量可能。1日4000mgまでOK
・トラムセット3錠分3
 頑固な腰痛に。
・カロナール坐剤100mg 2個
・ジクロフェナクナトリウム坐剤50mg(フェニタレン) 1個
・レペタン坐剤0.2mg 1個
・ロピオン50mg5ml 1A
 生食100ml
 30分かけて
 軽減しないときは8時間ごとに反復投与
 腎不全(透析導入前)では使用不可
・ソセゴン15mg1Aショット
 軽減しないときは3時間ごとに反復投与
・レペタン0.2mg 1Aショット
 嘔気嘔吐に注意
・オピスタン35mg 4A
 生食20ml
 1ml/hr
・レペタン0.2㎎/1ml 12A
 0.5ml/hr

☆片頭痛/群発頭痛
・マクサルトRPD錠10mg1日20mgまで 1錠
 虚血性心疾患あるときは禁忌
・デパス0.5mg1錠 寝る前

☆胃痛
・スルカイン100mg2錠
・ムコスタ100mg3錠分3毎食後
・ランソプラゾール15mg タケプロン2錠朝食後 14日分
・ガスモチン5㎎3錠分3毎食後
 消化管蠕動促進
・オメプラール20mg 1瓶
 生食100ml 1瓶
 30分かけて
・ラクテック500ml
 ブスコパン20mg2%1ml 1A
 ブスコパンはショットでCPAも。できるだけショットは避ける。
・アタラックスP 25mg 1Aショット
・プリンペラン10mg0.5%2ml 1Aショット
cf)妊娠中の胃痛薬
 ・H2拮抗薬(ファモチジン、ラニチジン)は安全。
 ・PPIも安全だが、H2拮抗薬より奇形発生率はやや高い。
 ・奇形率:通常妊娠2-3%、H2拮抗薬2.7%、PPI3.6%

☆耳痛/頬痛
・オーグメンチン250mg4錠分4
・カロナール錠200mg 2錠

☆咽頭痛/感冒
・ジスロマック250mg2錠分1朝食後 3日分
・クラリスロマイシン200mg 2錠分2朝夕食後 7日分
・セラピナ顆粒1g 3包分3 5日まで
・リカバリン250mg(トランサミン)3C分3
・ニチコデ散1g3包分3
・アクロマイシントローチ15mg1錠
・ネオヨジンガーグル50ml
・アルデシンAQネーザル(アルデシン点鼻切り替え)1瓶1日4回20回分

☆インフルエンザ
・タミフル75mg 2C分2朝夕食後
・イナビル吸入末剤20mg 2キット
 学童は1キット
・カロナール200㎎(NSAID禁忌)
cf)妊娠中のインフルエンザについて
 ・タミフルよりはイナビルやリレンザの方が血中への移行が少ない。
 ・どちらも妊娠中や授乳中の投与はOK
 ・母乳中にはわずかに移行するが、極微量。
 ・インフルエンザの母乳感染はない。
 ・手洗い、マスクをすれば母子分離は必要ないが、搾乳をして非感染者家族が与えるのがベスト。
 ・母乳中への移行薬剤で乳児のインフルエンザは治療できない。

☆肺炎
・セフィローム1g:ロセフィン 2瓶
 生食100ml
 30分かけて(1日1回から2回)
・クリンダマイシン600mg(ミドシン)1A
 生食100ml
 1時間かけて(1日2回)
・アザクタム1g 1瓶
 生食100ml
 30分かけて(1日2回)
 ユナシンやセフィロームで薬疹が出る時

☆鎮静(体重50㎏)
・プレセデックス200μg2ml
 生食50ml
 5ml/hr
 呼吸循環抑制が少ないが効きが悪い
・ミダゾラム10mg2ml 1A
 生食5ml 2A
 合計10mlにして、2mlずつ投与(急いでいる時は5ml投与)
・ミダゾラム10mg2ml 5A
 生食50ml
 5ml/hr
・ミダゾラム10mg2ml 0.5A筋注
・1%プロポフォール20ml(ディプリバン)1A
 5mlずつ投与
・1%プロポフォール50ml(ディプリバン)1A
 5ml/hr
・セレネース5mg0.5%1ml 筋注

☆蕁麻疹
・ネオマレルミン6mg2錠分2
・ポララミン5mg 1A
 ラニチジン100mg (ザンタック)1A
 ソル・メルコート125mg(プリドール)1A
 生食100ml
 30分かけて
・ボスミン1mg1ml 0.3A筋注
 呼吸苦あるとき

☆吐血/黒色便
・ラクテック
 チチナ100mg0.5%20ml 1A
 リカバリン100mg10%10ml 1A
 急速静注
・オメプラール20mg 1瓶
 生食100ml
 30分かけて
・ヘリコバクターピロリIgG抗体(効果判定は便中抗体か、尿素呼気試験)
・クロス採血
・CA19-9,CEA

☆急性膵炎
・ラクテック500ml
 急速静注、その後160ml/hr
・オメプラール20mg
 生食100ml
 30分かけて、1日2回
・メロペン0.5mg1瓶
 生食100ml
 30分かけて、1日4回
・ナファタット50(フサン)1瓶
 5%ブドウ糖 500ml
 160ml/hr、1日2回
 電解質があるとフサンは失活する
・レペタン0.2mg 1Aショット

☆下血
・ラクテック
 チチナ100mg0.5%20ml 1A
 リカバリン100mg10%10ml 1A
 急速静注
・E入りキシロカイン1A
 ガーゼに浸して肛門鏡で充填
・腹部造影CT

☆貧血
・ビタメジン 1V
 生食100ml
 15分かけて
・フェジン40㎎2mL 1A
 生食100ml
 15分かけて
 ビタメジンとフェジンは混合しないこと。配合変化あり。

☆嘔気/嘔吐
・プリンペラン10mg0.5%2ml 1Aショット
・アタラックスP 1Aショット
・リンデロン坐薬0.5mg 1個
・ノバミン5mg/1ml 1A筋注

☆回転性眩暈
・ベタヒスチンメシル12mg(メタヒスロン)3錠
 セファドール25mg 3錠
 ナウゼリン5mg 3錠
 分3毎食後
・セロクラール20㎎3錠
 分3毎食後
 脳血管障害後の回転性眩暈に対して。脳循環改善目的。ケタスも同様効果。
・アデホスコーワ20mg 1A
 シアノコバラミン1mg アデマイド 1A
 メイロン8.4%20ml 2A
 プリンペラン10mg0.5%2ml 1A
 生食100ml
 30分かけて

☆動悸(PSVT,pAf)
・アデホスLコーワ20㎎ 1A
 生食20ml
 半減期が10秒なので生食20mlで後押しし急速静注。除細動器を準備する。適応はPSVT。
・ワソラン5㎎0.25%2ml 1A
 生食100ml
 30分かけて
 適応はPSVT。
・ワソラン5㎎0.25%2ml 1A
 1/4Aずつ投与
 適応はPSVT。
・シベノール70㎎5ml 1A
 生食20ml
 5分かけて
 適応はpAf。
・ジゴシン0.25㎎1ml 1A
 生食100ml
 30分かけて
 適応はpAf。非発作時にδ波ないことを確認してから
・アミサリン200㎎10%2ml 4A
 生食20ml
 5分かけて
 適応はpAf。

☆動悸(脈ありVT)
・キシロカイン2%5ml 1A
 0.5Aずつ投与
・シンビット50㎎ 1瓶
 生食20ml
 5mlを5分かけて、その後5ml/hr
・ミダゾラム10㎎2ml 1A(ドロミカム)
 生食5ml 2A
 2mlずつ意識がなくなるまで
 DC150J-200Jの前に。
・ノルアドレナリン1A
 生食20ml
 3ml/hr
 ドロミカムの血圧低下に対して

☆徐脈
・アトロピン0.05%1ml 1A
 0.5Aずつ投与
・ドパミンキット600 200ml(プレドパ) 1袋
 5ml/hr
・プロタノール0.2㎎1ml 2A
 生食50ml
 5ml/hr

☆CPA
・ボスミン1㎎1ml 1A
 3分ごとに投与
・ドパミンキット600 200ml(プレドパ) 1袋
 10ml/hr
 5-10γ(体重50㎏で5-10ml/hr、5γ以下はrenal dose)
・ドブポン0.3%注シリンジ50ml(ドブトレックス)1筒
 10ml/hr
 5-10γ(体重50㎏で5-10ml/hr)
 DOA:DOB=1:1で合計20γ以下にする
・ノルアドレナリン 1A
 生食100ml
 15ml/hr
 体重50㎏で0.05γ
 PEAは脚ブロックを伴ったQRS波が徐脈になっているか、全く正常な波形。心室細動はランダムな波形が続く。基本は頻脈になっている。

☆心原性ショック
・ドパミンキット600 200ml(プレドパ) 1袋
 10ml/hr
 5-10γ(体重50㎏で5-10ml/hr、5γ以下はrenal dose)
・ドブポン0.3%注シリンジ50ml(ドブトレックス)1筒
 10ml/hr
 5-10γ(体重50㎏で5-10ml/hr)
 DOA:DOB=1:1で合計20γ以下にする
・ノルアドレナリン 1A
 生食100ml
 15ml/hr
 体重50㎏で0.05γ

☆敗血症性ショック
・ラクテック500ml 4袋
 2本全開、血圧上昇なければさらに2本、その後は120ml/hr
・ノルアドレナリン 1A
 生食20ml
 3ml/hr
 補液で昇圧認めない時
・ノルアドレナリン 5A
 生食50ml 0.9A
 2ml/hr-9ml/hr
・アルブミナー25%50ml 5瓶
 全開で投与。腎機能低下でHES使えない時。

☆アナフィラキシーショック
・ラクテック500ml 2袋
 2本全開
・ボスミン1㎎1ml 0.3A筋注(皮下注は時間がかかる)
・ボスミン1㎎1ml 1A
 生食20ml
 3ml/hr
・ポララミン5㎎ 1A
 ラニチジン100㎎(ザンタック) 1A 
 リンデロン4㎎0.4% 1A
 生食50ml
 30分かけて

☆DIC
・ナファタット50(フサン) 5瓶
 5%ブドウ糖500ml
 20ml/hr
・ミニヘパ注10ml 0.25瓶
 生食5ml
 1日2回静注

☆胸痛
・ニトロペン舌下錠0.3㎎ 1錠
 発作時舌下でなめて下さい。
・ミオコールスプレー7.2g 1本
 2回プッシュ
 下壁梗塞では右側誘導で胸部誘導ST上昇ないことを確認してから
・バイアスピリン100㎎ 2錠
 プレタールOD錠50㎎ 2錠
 サルポグレラート100㎎ 2錠
 心筋梗塞時
・バイミカード5㎎2錠分1夕食後
 冠攣縮性狭心症時。冠動脈に特異性高いCAB。明け方の発作に対応するため夕食後に服用。
・ヘパリン(1000単位/ml) 10ml
 生食20ml 2A
 2ml/hr
・ミオコール5㎎10ml(ミリスロール) 5A
 2ml/hr
 投与前にASやHOCMないか確認すること。
・ニコランジル12㎎(シグマート) 5V
 生食20ml 3A
 2.5ml/hr-10ml/hr
 血圧が低くてミオコールが使えないとき。

☆高血圧
・ニフェジピンカプセル10mg(ヘルラート)1C朝食後1回
 ジヒドロピリジン系CAB。アダラート/ヘルラート/ニフェジピンは高血圧緊急症では脳と心筋血流を低下させるので禁忌。ニカルピン/ペルジピンを。
・アムロジン5mg 1錠朝食後1回
 無効ならオルメテック追加。ジヒドロピリジン系CAB。
・オルメテック10mg 2錠朝食後1回
 ARB
・ヘルベッサーR100mg 1C朝食後1回
 ベンゾジアゼピン系CAB。心房細動あるとき、冠血管拡張作用も。降圧作用は弱め。陰性変力作用あり慢性心不全には控える。
・ニカルピン10mg10ml(ラジストン)2A
 生食20ml
 5ml/hr

☆脳梗塞
・バイアスピリン100mg 1錠
 プラビックス75mg 1錠
 ランソプラゾール15mg(タケプロン)1錠
 分1朝食後
 ラクナ梗塞、アテローム血栓性の時。入院翌日から。出血性胃潰瘍の既往あるときはプラビックス75㎎分1とプレタール50㎎2回にする。プレタールは1番出血リスク少ないが頻脈や頭痛の副作用あり。心疾患ある場合は慎重投与。急性期1か月以降は1剤に変更。
・プラザキサ110mg 2C
 ランソプラゾール15mg(タケプロン)1錠
 分1朝食後
 心原性の時。入院翌日から。NG留置の時は細粒にすると効果上下するのでワーファリンにすること。
・アクチバシン600万/10ml単位 4瓶
 脳梗塞発症4.5時間以内の全ての病型の脳梗塞に。4mlをフラッシュし、残り36mlを1時間かけて投与(体重60㎏の場合)。
・エダラボン点滴用バッグ30mg 1バッグ
 30分かけて。CKD1-3までなら1日2回投与。eGFR50以下であれば慎重投与、30以下では禁忌(脳梗塞範囲小さい時はリスク侵さない)。
 全ての病型の脳梗塞に。
・グリセレブ点滴静注200ml
 90分かけて。腎不全や高齢者では1回のみ。
 全ての病型の脳梗塞に。脳浮腫が起きる大きさの時。
・オザグレルNa40mg(オザマリン)2瓶
 ソルデム3A 200ml
 60分かけて1日2回
 ラクナ梗塞の時の時の抗血小板療法。7日間投与。発症3,4日以内の時。
・ノバスタンHI注10mg/2ml 1A
 ソルデム3A 200ml
 60分かけて1日2回
 アテローム血栓性の時。アテローム血栓は抗凝固と抗血小板の両方を行う。7日間投与。発症48hr以内の時。
・ヘパリンNa(1000単位/ml) 10ml
 生食50ml
 2ml/hr
 心原性の時。10000単位を24時間で。同時にワーファリンを開始(肺塞栓に準じる)。

☆ASO
・ヘパリンNa(1000単位/ml) 15ml
 生食100ml 1瓶
 5ml/hr
・ヘパリンNa(1000単位/ml) 5ml
 5000単位ショット後、上記を持続静注
・セファメジンα点滴用キット2g CEZ 1組
 30分かけて
・アルプロスタンジル10μg2ml(プリンク)1A
 生食100ml
 30分かけて

☆高血糖(DKA=高血糖+アシデミア)
・ノボリンR皮下注
 350以上なら10単位
 300以上なら8単位
 250以上なら6単位
 200以上なら4単位
・ノボリンR 100単位
 生食100ml
 5ml/hr
 上記フラッシュし、5ml/hr(体重50㎏の場合)で開始。血糖値200以下になった場合は中止し、スライディングスケールに変更。
・生食500ml
 30分かけて、以降は120ml/hr
・メイロン静注8.4% 250ml ソフトバッグ
 pH7.1切るときに使用。BEの10倍量を急速静注。

☆低血糖
・ブドウ糖50%20ml 2A
 ショット
 15分後再検し100mg/dl超えるまで繰り返す。

☆低K血症
・スローケー600㎎(K8.0mEq)3錠分3
・グルコンサンK細粒1g(K4.0mEq)6包分3
 スローケーが嚥下できない時。
・ソルデム3A 500ml
 アスパラK10mEq17.12%10ml 2A
 60ml/hr

☆高K血症
・ケイキサレート散分包3包
 必要に応じて4-6時間毎
・ラシックス20㎎ 1Aショット
・カルチコール8.5%5ml 2A
 生食50ml
 30分かけて
・メイロン8.4%20ml 2Aショット
 Na負荷に注意。効果1-2hr持続。
・ブドウ糖50%20ml 2A
 ノボリンR(ヒューマリンR) 5単位
 1分かけてを2回(30分程でKを1mEq/L下げて効果5hr持続)
・100%ブドウ糖500ml
 ノボリンR(ヒューマリンR) 10単位
 30分で投与
・カルチコール8.5%5ml 1A
 3分かけて(2回まで、効果1hr持続)

☆低Na血症
・生食500ml
 10%食塩注20ml 6A
 20ml/hr

☆呼吸困難(心不全)
・ラシックス20mg2A
・ミオコール5mg10ml(ミリスロール)5A
 2ml/hrから開始
 最初2mlフラッシュ
 血圧が140mmHg以上あるとき
・ミルリノン10mg/10ml(ミルリーラ)3A→DOBでも可
 1ml/hr
 EF40%切るとき。効果発現まで30分かかる。
・ニコランジル12mg(シグマート)2瓶
 生食50ml
 2ml/hr
 血圧140mmHg以下の時。冠血流増加作用。
・ニコランジル12㎎(シグマート)5V
 生食20ml 3A
 2.5ml/hr-10ml/hr
 血圧が低くてミオコールが使えないとき。
・アルブミナー5%250ml
 40ml/hr
 低Albによる血管内脱水時。
・生食500ml
 IVCの縦径もしくは横径が10㎜切るとき。EFの保たれた拡張障害(HFpEF)では血管内脱水に注意

☆呼吸困難(喘息/COPD)
・フルタイド100ディスカス60ブリスター 1個
 1日2回 30回分
・メプチン10μgエアー100吸入5ml 1キット
 発作時 30回分
・キプレス10㎎ 1錠
 1日1回 寝る前
 眠気を起こすので就寝前に服用を
・ムコソルバン15㎎3錠
 1日3回 毎食後
・ソルメルコート125㎎(プリドール) 1瓶
 生食100ml
 30分かけて
 アスピリン喘息ではソルメルコートなどのコハク酸エステル型ステロイドは喘息を誘発するためリン酸エステル型ステロイドであるリンデロンやデカドロン4-8mgに変更する。
・超音波ネブライザー
 ベネトリン吸入液0.5% 0.5ml
 ビソルボン吸入液0.2% 2ml
 生食5ml 2A

☆呼吸困難(肺塞栓)
・ワーファリン5㎎ 1錠分1朝食後
・ヘパリンナトリウム(1000単位/ml) 5mlショット
・ヘパリンナトリウム(1000単位/ml) 15ml
 生食100ml
 5ml/hr
 5000単位ショット後、持続注開始してください
・クリアクター静注用40万国際単位 3瓶
 生食20ml

☆髄膜炎
・オルガドロン3.8㎎1ml 2A
 生食50ml
 30分かけて
 1日4回
・セフィローム1g(CTRX,ロセフィン) 2瓶
 生食50ml
 30分かけて
 1日2回
 Caで沈着するのでラクテックの側管からの投与は不可。
・バンコマイシン0.5g 1瓶
 生食50ml
 60分かけて(急速静注するとred neck syndrome)
 1日4回
 投与3日目の投与直前(トラフ値)と投与後2hr後(ピーク値)を測定し、トラフ値が10-15μg/ml、ピーク値が25-40μg/mlにする。トラフ値の測定のみでも可。
・アシクロビル250㎎(ゾビラックス)2A
 生食50ml
 30分かけて
 1日3回
 CTRXは腸球菌/嫌気性菌/緑膿菌には無効、カルバペネムは腸球菌には無効、NQは嫌気性菌には無効(どれも広域だが万能ではない)。

☆ドライアイ
・ヒアレイン点眼0.1%5ml 1本

☆結膜炎
・クラビット点眼0.5%5ml 1本

☆創傷
・ワセリン 100g
・レスタミンコーワクリーム20g1回分 
 かゆい時
・ゲンタシン軟膏0.1%10g 1本

☆熱傷
・アズノール軟膏0.033% 100g
・リンデロンVG軟膏0.12%5g
・ゲーベンクリーム1%500g

☆打撲
・インテバン外用薬1%50ml 2本
・スミルスチック

☆PPN
・10%EL3号 500ml
 ビタメジン1A(もしくはリメファー3B1A)
 通常2セット
・ビーフリード 500ml
・イントラリポス20%100ml(イントラリピッド)1袋
 側管から4時間かけて

☆PPN(腎不全)
・ソルデム1 500ml
 ブドウ糖50%20ml 2A
 アリナミン10㎎ 2A(もしくはビタメジン1Aやリメファー3B1A)
・10%ブドウ糖 500ml
・イントラリポス20%100ml(イントラリピッド)1袋
 側管から4時間かけて

☆PPN(肝不全)
・アミノレバン 500ml
 ビタメジン 1瓶
 アスコルビン酸 1A
 チオスペン400㎎ 1瓶
 グルタチオン200㎎ 1瓶
 アデラビン1ml 1A
 ネオファーゲン20ml 1A
 アデホスコーワ20㎎ 1A
 ラシックス20㎎ 2A

☆強化インスリン療法
・マイクロファインプラス 4本
 血糖測定電極(スマートブルー) 4枚
 メディセーフ針F用 4本
 1日4回毎食前と就寝前 14日分
・プレシジョンエクシード(血糖測定器) 1台
 メディセーフ穿刺具 1本
・ランタス注ソロスター 300単位 1本
 1日1回寝る前 75日分
 就寝前○単位皮下注してください。
・ノボラピッド注フレックスペン1本
 1日3回毎食前30分
 毎食30分前に○単位皮下注して下さい。
(インスリン総投与単位数は体重kg×0.4、4等分し毎食前30分の速効型と就寝前の持続型)

☆経口血糖降下薬
・ファスティック90mg3錠分3毎食直前
 ナテグリニド。フェニルアラニン誘導体。血糖非依存性速効型インスリン分泌促進。食後高血糖の時。
・セイブル50mg3錠分3毎食直前
 αグルコシダーゼ阻害薬。小腸での2糖類分解酵素阻害薬。糖吸収を抑制。
・アクトス15mg3錠分1夕食後
 チアゾリジン系。幼若脂肪細胞を増加させ、アディポネクチンを分泌、GLUT4をupregulateさせる。副作用は肥満。
・メトグルコ250mg(メルビン)3錠分3毎食後
 ビグアナイト系。腎不全時には注意。副作用は乳酸アシドーシス。1回500mgまで増量可能。
・ジャヌビア50mg1錠分1朝食後
 高血糖時にのみ作用するインスリン分泌促進物質であるインクレチン(GLP-1)を分解するDPP4を阻害する。他の経口血糖降下薬が無効な場合。

☆高脂血症
・クレストール2.5㎎1錠朝食後
 高LDL血症の時。
・ペリシット250㎎3錠毎食後
 高TG血症の時。

☆高尿酸血症
・アロチーム(ザイロリック)100㎎2錠分2朝夕食後
 尿酸産生抑制。腎不全時には禁忌。
・コルヒチン0.5㎎ 
 発作予感時。

☆慢性心不全経口薬
・アーチスト2.5mg1錠朝分1(1.25㎎2錠分2)
 βブロッカー。NYHAⅡ度以上。肺うっ血あれば増悪するので禁忌。血管内脱水あるときは心拍出量低下するので控える。軽度PQ延長や脚ブロックでは許容。血圧低下著しいときはメインテートに変更。喘息時は控える。予後改善効果が証明されたのは、DCMやOMIによるCHFにメインテート、アーチストを使う場合。アーチストはα作用もあり、血圧を下げるが、メインテート、テノーミンはα作用がない。交感神経遮断による不整脈防止、心房細動ではレート減弱効果、レニン分泌抑制により生命予後改善。
・ラシックス20mg1錠
 アルダクトンA25mg1錠朝分1
 ラシックスによる低K、アルドステロン増加による心筋リモデリング抑制効果を期待してアルダクトンを併用。腎臓を干からびさせるので、常用はよくない。
・ディオバン80mg1錠朝分1
 ARB。肝代謝。BNP見ながら320mgまで増量可能
・アムロジン5mg1錠朝分1
 ジヒドロピリジン系CAB。慢性心不全の予後改善効果はないが、上記で降圧不十分なときには併用する。特に脳卒中の家族歴既往歴ある時。
・バイアスピリン100mg1錠朝分1
 プラビックス75㎎1錠朝分1
 ランソプラゾール15㎎(タケプロン)1錠朝分1
 不可逆的cox1/2阻害薬。脳梗塞、心筋梗塞の既往がある高血圧時。手術1週間前よりプラビックス、バイアスピリン中止、と同時にアンプラーグ3T、プレタール50 3Tを分3でを開始。アンプラーグ手術の前日から中止、プレタール手術の3日前から中止。
・プラバスタチン5㎎(プラバチン)2錠分1夕食後
 高LDL血症の時。
・ペリシッド250㎎3錠分3毎食後
 高TGある時
・アロチーム100㎎(ザイロリック)1錠分1夕食後
 高尿酸血症ある時
・ワーファリン1㎎2錠分1夕食後
 心房細動ある時
・アイトロール20㎎ 2錠分2朝夕食後
 もしくはバソレーターテープ1枚
 労作性狭心症の既往ある時。
・バイミカード5㎎2錠分1夕食後
 冠攣縮性狭心症の既往ある時。
 
☆慢性心房細動
・メインテート2.5㎎ 1錠分1朝食後
 βブロッカー。レートコントロールの第1選択。不十分なら5㎎まで増量。
・セロケン20㎎(ロプレソール) 2錠分1朝食後
 βブロッカー。レートコントロールの第1選択。不十分なら80㎎まで増量。
・ワソラン40㎎3錠分3毎食後
 CAB系。レートコントロールの第2選択。
・セロケン20㎎(ロプレソール)2錠分1朝食後
 ハーフジゴキシン0.1252錠分1朝食後
 βブロッカーで効果不十分な時。
・プラザキサカプセル75㎎ 4C分2朝夕食後 
 抗凝固薬。GFR50以下、70歳以上、消化管出血既往、アミオダロン/ベラパミルの服用中は110㎎1日2回にする。GFR40切る時は禁忌。
・ワーファリン1㎎3錠分1朝食後
 PT-INRを1.6-2.6にする。納豆は禁忌。ワーファリン単剤の方がアスピリン併用より出血リスクが低く、脳梗塞予防効果は同じ(アスピリン併用はしないこと)。

☆経腸栄養(PEGやNGから投与する栄養)
・基本
 CZ-hi 300mlを1日3本
 毎食、塩1gを追加
 毎食、白湯50mlを流す
 CZ-hiの1ml=1kcal、300mlのうち80%が水分
・MA-R2.0 朝夕2本
 毎食、塩2gを追加
 白湯200-400-200ml
・GFO
 CZ-hiまでは始められない時、とりあえず腸管を動かす目的
 GFO100mlを1日3回
 毎食、白湯50mlを流す
・状態悪いとき
 CZ-hi 朝1本
 白湯200ml1日3回
・腎不全時はCZ-hiの代わりにリーナレン
・肝不全はCZ-hiの代わりにアミノレバン
・片麻痺でも嚥下はOKである。無理そうならNGを留置しながらペースト食(パターンを嚥下食Cにして、主食と副食をペーストにする)などを食べてもらい、嚥下できそうならNGを抜去する。

☆大腸検査前
・検査当日の朝食は中止(前日21時以降は絶食)
・センナル12㎎2錠就寝前(前日前)
・マグコロール100g(当日朝)

0 件のコメント: