⭐︎FXまとめ
<<エントリーポイント>>
・5分足を見てエントリーする。月足で高値圏にいる場合はショート中心。安値圏にいる場合はロング中心。東京時間は逆張りも可。欧州時間は順張り中心。
・ユロドル、ポンドル、オージードル、ユロ円、ポン円、オージー円の動きを見て、例外チャート1つを探せば、それは残りの5つと同じ動きをする可能性が高い。
・45度くらいのトレンドラインでの3回目の反転を狙う。反転しなかった場合はBOTを狙ってナンピンする。
・75MA、200MAでの反転を狙う。反転しなかった場合はBOTを狙ってナンピンする。
・5MA、25MA、75MA、200MAがこの順でパーフェクトオーダーになったときに押し目買い、戻り売り。レートが25MAに接したり割ったらエントリーしない。75MAが水平なら戻される可能性ありエントリーしない。
・5MA、25MAがともに上向きだが、75MA、200MAが水平な場合、75MAが200MAよりも下の場合は戻される可能性あり(逆も同じ)。
・三角もちあいもしくはレンジでのブレイクしたらローソク足が確定する前に順張りエントリー。ただし、ローソク足が三角持ち合いやレンジの中で確定した場合は損切する。
・200MAよりレートが上なら、75MAでの下落からの反転上昇を狙う(ロング中心)。200MAよりレートが下なら、75MAでの上昇からの反転下落を狙う(ショート中心)。
・過去チャートで4本のMAが同じ位置、動きをしているところを探して動きを予想するのもあり。
・5MAが上向きでレートが3本続けて5MAの上にあるときは上昇トレンドが発生する可能性あり(逆も同じ)。
<<FX気づきメモ>>
・レートが25MAを上下しながら、あるとき下抜けずに上に反転(しかもレートが5MAの上)、上抜けずに下に反転(しかもレートが5MAの下)する。そこがトレンド開始の可能性。
・トレンドラインを引く安値、高値はスパイクになっているところでないと確度が低い。安値、高値がもみ合いになっていると確度が低い。
・5MA、25MA、75MA、200MAがこの順でパーフェクトオーダーになったときに押し目買い、戻り売りを試す。
・下降トレンドからWボトムを作って25MAを上抜けしたが、すぐに25MAより下に戻されて、再度上抜けを目指すが25MAで反転し下落した場合は下降トレンド継続とみる。
・200MAを上抜けしたものの戻されて再度チャレンジするも上抜けできずに下に反転した場合は、大きく下落する可能性。これは全てのMAとレートの関係で見ることができる(MAがサポレジ転換したことを指す)。
・同じ水準のレートを3回試してダメだった場合は一旦大きく下げる場合が多い(逆も同じ)。
<<FXマイルール>>
☆前回高値を更新するだけではだめ。高値からの利確の売りが入り、いったん下げても安値が更新されず反発して上昇することを確認してから入る。必ずローソク足が確定してから入ること。
☆基本は三角持ち合いのブレイクについていく。1日1回1pipsを抜ければ良い!!(50枚なら5000円!!)
☆一目雲は週足以上でのみ表示する。
☆トレード当日が上位足で上昇トレンドなら下位足でロングのみでエントリー。
☆トレード当日が上位足で下降トレンドなら下位足でショートでのみエントリー。(当日のトレンドが大切。長期で上昇トレンドでも押し目の状況であれば、その日は下降トレンドとなる!!)
☆ボリバンでバンドウォークの最中は絶対に絶対に絶対に逆張りしないこと。
☆ボリバンでバンドウォークの最中は高値の切り上げペースor安値の切り下げペースを見ていく。ペースが落ちてきたらバンドウォークも終わるかもしれない。が!!絶対に絶対に絶対に逆張りしないこと!!
☆ボリバンでエクスパンションしているときは2σタッチ、3σタッチでの逆張りは絶対にしないこと。特に下落のエクスパンションでは絶対に逆張りをしない。
☆ボリバンでエクスパンションしているときは順張りのみ。安値を切り上げないときのみ戻り売りをする。高値を切り下げないときのみ押し目買いをする。
☆上昇トレンド中は高値が切り下げるまではショートしない。
☆下降トレンド中は安値が切り上げるまではロングしない。(1本のローソク足の下が安値ではなく、上げて下げてのポイントが高値、下げて上がってのポイントが安値!!)
<<RSIブレイク手法>>
・エントリーポイント:RSIに引いたトレンドラインをRSIがブレイクしたとき
・利確ポイント:RSIが80以上、または20以下になったとき、もしくは、RSIが直近の高値に到達したとき
・損切りポイント:RSIがトレンドラインを再び割り込んだとき
<<TradingViewチャート分析>>
・週足(W1)、日足(D1):赤極太線⇒信頼度高
・4時間足(H4),1時間足(H2):青太線⇒信頼度中
・5分足(M5):黄細線⇒信頼度低
・週足のTLや雲は最重要視し、日足の反転テクニカル(三尊>Wトップ、逆三尊>Wボトム)が出れば確度が高い。
・4時間足、1時間足のTLは2回の反転があれば引いて3回目の反転までを利用する。
<<FX初心者覚書(個人的に超重要だと思うこと)>>
◎TL、MA、BB2σ、一目雲など「ここに来たら反発する」は「ここまでレートが上がる」とは同じではない!!そこにタッチして初めて意味を成す!
◎TLには賞味期限があるので交差している場合はどっちのTLが優位性が高いかを考える(期間が長いほど優位だが、途中トレンド転換してると優位性は下がる)。
◎レートが割安だと思うときは、200MAのより下でロング。レートが割高だと思うときは、200MAのより上でショート。
◎日足基準でエントリーすると利確まで数日。1時間足基準でエントリーすると利確まで数時間。より多くの時間軸根拠でエントリーすると利確可能性が高まる。
<<注文状況を利用したエントリー>>
・指値は今より下がったら買う(上がったら売る)、逆指値は今より上がったら買う(下がったら売る)注文。
・売り注文|買い注文
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指値売り|逆指値買→指値売り>>逆指値買いなら反転ポイント
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現在値
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逆指値売|指値買い→逆指値売り<<逆指値買いなら反転ポイント
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・逆指値注文が多い価格帯まで値動きしやすく、指値注文が多い価格帯で反転しやすい。
・指値が多く入り、逆指値があまり入っていない価格帯では、その付近で値動きの反転が起きやすい。
<<FX初心者覚書1>>
◎FXの基本
・ドル円は1ドルが何円か、ユーロドルは1ユーロが何ドルか、ポンドドルは1ポンドが何ドルかを表す。
・通貨単位:売買する最低単位(Lot,枚)。FXでは1万通貨が基本で1Lot,1枚という。1ドル=100円で1万通貨買うと100万円。
・レバレッジ:資金の何倍の信用取引かを表す。上の例ならもとの資金が5万なら100÷5=20倍のレバレッジ。
・建玉(たてぎょく):ポジションとも言う。未決済分の総数。3万通貨買って、1万通貨売ったとすると建玉(ポジション)は2万通貨。
・pips(ピプス):1pips=0.01円(1銭)。ドル/円が123.456から123.476に動くと0.02円=2pips動いたことになる。
◎証拠金維持率と強制ロスカット
・レバレッジにもよるが証拠金維持率が50%を下回ると強制ロスカット(強制決済)される。
例)証拠金50万円で1ドル100円で600万円分(6万ドル、レバレッジ12倍)ショートでエントリー
→101円になると1ドルにつき1円の損。6万ドルなので6万円含み損、純資産は50-6=44万円。証拠金維持率は44/50=88%。
→104円になると1ドルにつき4円の損。6万ドルなので24万円含み損、純資産は50-24=26万円。証拠金維持率は26/50=52%。
→105円になると1ドルにつき5円の損。6万ドルなので30万円含み損、純資産は50-30=20万円。証拠金維持率は20/50=40%。
証拠金維持率が50%を割ると強制ロスカットになるので4円までの上下には耐えられる計算となる。
・レバレッジ毎の許容逆行
レバレッジ5倍なら10%(50/5)の逆行で証拠金が50%になる
レバレッジ10倍なら5%(50/10)の逆行で証拠金が50%になる
レバレッジ15倍なら3.3%(50/15)の逆行で証拠金が50%になる
◎証拠金の具体的計算方法と証拠金維持率
・必要証拠金:
例)1ユーロ=131円で20枚(20Lot)ショートでエントリーした場合:(ユーロドルの場合でも同じ時点でのクロス円で計算する)
1枚=1Lot=1万通貨なので
131×20×10000÷25=1048000円
証拠金維持率:
例)口座に500万円あった場合は、500万÷1048000=477%
通常、証拠金維持率が100%を割ると追証が発生し、50%を割るとロスカット(強制決済)される。
・逆行した場合
131円ショートでエントリーしたが、135円まで逆行した場合:
必要証拠金は135×20×10000÷25=1080000円
口座に500万円ありましたが、4円逆行したので含み損が4×20×10000=80万円で、総資産は500-80=420万。
証拠金維持率は420万÷1080000=388%まで下落したことになる。
・では何円逆行すると証拠金維持率が100%になるか?
□円逆行したとすると、必要証拠金は、(131+□)×20×10000÷25
□×20×10000円の含み損なので、総資産は5000000-□×20×10000
証拠金維持率が100%ということは、証拠金=総資産なので、
(131+□)×20×10000÷25=5000000-□×20×10000
∴(131+□)×20÷25=500-□×20
∴(131+□)÷25=25-□
∴131+□=625-□×25
∴□=494-□×25
∴□×26=494
∴□=19円
cf)40枚だったらどうでしょうか?
(131+□)×40×10000÷25=5000000-□×40×10000
∴(131+□)×40÷25=500-□×40
∴(131+□)÷25=12.5-□
∴131+□=312.5-□×25
∴□=181.5-□×25
∴□×26=181.5
∴□=6.9円
⇒500万円でFXを行うのであれば通常20枚を限度とし、ナンピンしても最大40枚が限界と考えよう。20枚限度ということは、5枚→10枚→20枚→40枚とナンピンしていく。
cf)レバレッジと逆行可能な金額
20枚ということは、131円×20×10000=2620万円の取引
2620万÷500万=5.24倍
100÷5.24=19%逆行可能→24円(これだと過大評価している可能性あり)
◎FX取引の種類
・スキャルピング:分単位の取引
・デイトレード:日単位の取引
・スイングトレード:週単位の取引
◎スキャルピング
・日銀短観やアメリカの大統領選挙、雇用統計が出てドル円が上昇or下落するタイミングを見計らう
・60分足で上昇傾向を見る→1分足で安値ラインに近づいたら買いを入れる(下がったタイミングで押し目買いを入れる)
◎価格を決める要素
・価格分析:値動きを見る
・テクニカル分析:上昇トレンドか下落トレンドか。買い時か売り時か。
・ファンダメンタル分析:業界情報、政治、経済状況(例:好景気→物価上昇→金利上昇→金利の高い通貨から低い通貨で資金が移動)
◎ローソク足
・陽線:上昇で出現。上から高値-ひげ-終値-太線-始値-ひげ-安値
・陰線:下落で出現。上から高値-ひげ-始値-太線-終値-ひげ-安値
・分足(ふんあし)、時間足(じかんあし)、日足(ひあし)、週足(しゅうあし)、月(つきあし)
・週足は上昇トレンドか下落トレンドかの確認に使う。
◎特別なローソク足
・同事線:十字クロス=始値と終値が同じ(横線)かほぼ同じ(短い太線)+高値と安値のひげからなる縦線⇒上昇と下落のつなひき、均衡状態⇒次から変化してくる(上昇がさらに加速、下落がさらに加速、上昇から下落に転じる、下落から上昇に転じる)
cf)なぜ均衡(買うか売るか迷っている)になるのか?:直近の高値を超えて上昇するかor直近の安値を超えて下落するか、を見ている。
・太線が長く、上と下のひげが短い:さかんに取引されている
・上ひげ:短い太線から長いひげが上に伸びる⇒上昇するが長く続かないですぐに戻った⇒買う人が少なくなった⇒高値で上ひげがでてきたら天井の可能性
・下ひげ:短い太線から長いひげが下に伸びる⇒下落するがすぐに戻った⇒売る人が少なくなった⇒底値でこれがでてきたら反転の可能性
◎ローソク足の応用
1)天井をつけるパターン
・ダブルトップ:上昇→高値→下落→安値A→上昇→高値→下落しはじめたとき、安値Aに水平線(ネックライン)を引き、ネックラインを突き抜けばそのまま下落していくが、ネックラインまで下がる前に反転するとそのまま上昇していく可能性が高い。
・三尊天井(さんぞんてんじょう、トリプルトップ):上昇→やや高値→下落→安値A→上昇→さらに高値→下落→安値B→上昇→やや高値→下落し始めたとき、安値Aと安値Bを結ぶ水平線(ネックライン)を引き、ネックラインを突き抜ければそのまま下落していくが、ネックラインに到達する前に反転するとそのまま上昇していく可能性が高い。
注意)ネックラインを下回った、もしくはネックラインに触れずに反転したことを確認してからエントリー(買う、売る)すること。
2)底値をつけるパターン
・ダブルボトム:下落→安値→上昇→高値A→下落→安値→上昇しはじめたとき、高値Aに水平線(ネックライン)を引き、ネックラインを突き抜ければ上回れそのまま上昇するが、ネックラインに到達する前に反転下落するとそのまま下落していく可能性が高い。
・逆三尊(ぎゃくさんぞん、トリプルボトム):下落→やや安値→上昇→高値A→下落→さらに安値→上昇→高値B→下落→やや安値→上昇し始めたとき、
高値Aと高値Bを結ぶ水平線(ネックライン)を引き、ネックラインを突き抜ければそのまま上昇していくが、ネックラインに到達する前に反転すると再び下落していく可能性が高い。
注意)ネックラインを下回った、もしくはネックラインに触れずに反転したことを確認してからエントリー(買う、売る)すること(それでも利益が出るので)。
3)三角もちあい(三角保ち合い)
・相場の力が拮抗し、エネルギーが溜まっている⇒その後大きく上昇、大きく下落する可能性あり(上昇型は6-7割、他は半々)
・上昇型の三角もちあい:高値ラインは水平、安値ラインは上昇→収縮していく(高値と安値が近づいていく)⇒大きく上昇(6-7割)or大きく下落
・下落型の三角もちあい:高値ラインは右下がり、安値ラインは水平→収縮していく(高値と安値が近づていく)⇒大きく上昇か大きく下落半々
・ペナント型のもちあい:高値ラインは右下がり、安値ラインは右上がり→収縮していく(高値と安値が近づていく)⇒大きく上昇か大きく下落半々
注意)収縮した後、上昇するか下落するかを確認してからエントリー(買う、売る)すること(それでも利益が出るので)
◎テクニカルの分類
1)時系列
・トレンド系:上昇トレンドか下落トレンドかを判断する。例:移動平均線、モメンタム、パラボリック
・オシレーター系:買われすぎか売られすぎかを判断する(売り買いのタイミングを見る)。例:RSI:ストイキャスティクス、オシレーター、RCI、サイコロジカルライン、ピボット
・トレンド+オシレーター:MACD
2)非時系列
◎トレンドに乗ることが大切
・小幅な上昇と小幅な下落を繰り返すボックス圏(もみあい)状態では、高値は買われすぎ、売値は売られすぎを意味し、値幅が小さいため利益が出てもすぐに損してしまう。トレンドに乗って売り、買いした方が利益が出やすい。
◎移動平均線の基本
・移動平均線を見ることで上昇トレンドか下落トレンドかを判断する。
・移動平均線=終値の合計÷データ数。例)10日間の移動平均線=10日間の終値の合計÷10
・ローソク足に移動平均線を重ねてみる
日足なら5、10、20、30日の移動平均線
週足なら6、13、26、52週の移動平均線
時間足(60分足)なら6、12、18、24時間の移動平均線
10分足なら60(6)、120(12)、180(18)、240(24)分の移動平均線
・日足なら10日の移動平均線が売り買いのタイミングを見やすい。100日移動平均線は長すぎて売り買いのタイミングがわからない⇒長すぎると役に立たないことあり
◎移動平均線の特徴
・上昇トレンドであってもずっと上昇することはなく、途中で一休み、二休みがある(陰線が出ることが何度もある)が、トレンドと逆の動きが出ても、その動きを吸収するため、迷わずに済む。
・移動平均線よりも現在値が上だと相場はよい。逆に下だと相場は悪い。
・移動平均線は短期と長期の2本出して使う。例:10日移動平均線と20日移動平均線
◎ゴールデンクロス(GC)とデッドクロス(DC)
・ゴールデンクロス(GC):価格が下落してるときは、短期移動平均線はそれより上で同じく下落している、長期移動平均線は短期よりもさらに上で同じく下落している。価格が安値をつけ反転上昇し始めたときに、遅れて短期移動平均線がそれを察知して上昇し始め、まだ下落している長期移動平均線を下から上に抜ける。これがゴールデンクロスで、一般的にそのまま上昇していくので、ここが買いシグナルとなる。
・デッドクロス(DC):価格が上昇してるときは、短期移動平均線はそれより下で同じく上昇している、長期移動平均線は短期よりもさらに下で同じく上昇している。価格が高値をつけ反転下落し始めたときに、遅れて短期移動平均線がそれを察知して下落し始め、まだ上昇している長期移動平均線を上から下に抜ける。これがデッドクロスで、一般的にそのまま下落していくので、ここが売りシグナルとなる。
注意)GC、DCは一般的広く知られているため、他の投資家に先回りされてしまうためダマシが多い。GCしそうな時点で買う人が増えてGCした頃にはすでに高くなってしまっている。
◎GCとDCの最適化をはかる
・長期移動平均線、短期移動平均線、価格の位置関係
1)長期よりも価格が上
2)長期よりも価格が下
3)価格が長期よりも上で短期よりも下
4)価格が長期よりも下で短期よりも上
・天井は長期、短期よりも上、底値は長期、短期よりも下。
・買いポイント:安値をつけて反転上昇し始め、短期よりも上、長期よりも下に入ったことで、出直った可能性が高い(=先の安値が底値だった可能性)。そこで短期が上昇に転じたことを確認できた時点で買いを入れる。これが確実。
・売りポイント:高値をつけて反転下落し始め、短期よりも下、長期よりも上に入ったことで、このまま下落する可能性が高い(=先の高値が天井だった可能性)。そこで短期が下落に転じたことを確認できた時点で売りを入れる。これが確実。
・週足を使って、26週短期、52週長期を使うとよい。
◎エンベロープ
・価格と移動平均線の位置関係
1)価格が上昇していく→下にある移動平均線から離れる
2)価格の上昇が止まる→下にある移動平均線に近づく
3)価格が下落していく→上にある移動平均から離れる
4)価格の上昇が止まる→上にある移動平均線に近づく
⇒どんなトレンドでも終わりを迎える=移動平均線に近づく⇒どれくらい価格と移動平均線が離れると反転する動きが生じやすいのかを見るのがエンベロープ。
・例えば、20日移動平均線の+2%、+4%、-2%、-4%にラインを引き、価格との関係を見る。価格が上昇し、+2%のラインに近づけば反転していることが多いなら、その通貨は次も+2%のラインまで上昇すると反転する可能性が高い。逆に下落しても、-4%のラインで反転上昇することが多いなら、次も-4%のラインまで下落すれば反転上昇する可能性が高い。
◎MACD(マックディー)
・主にトレンド系だが、オシレーター系の要素もあり、トレンド分析に便利。買いシグナルと売りシグナルが便利に出てくる。
・今までの移動平均線はSMA(Simple Moving Average)。MACDでは指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)を使う。
・SMAはデータの比重は全て同じ。例:(1日目終値+2日目終値+3日目終値+4日目終値+5日目終値)÷5=5日間のSMA
・EMAの考え方は、5日前、10日前よりも今日の終値が明日の終値への手がかりとなるはず⇒最近の値動きにより大きな比重をかけることで価格の動きの分析ができるはず
・EMA:直近のデータに比重をかけた移動平均線
例:5日間のEMA=(1日目終値+2日目終値+3日目終値+4日目終値+5日目終値+5日目終値)÷6
・MACDでは12日と26日のEMAを使う。MACD=短期EMA-長期EMA
短期EMA:12日間のEMA=(1日目終値+2日目終値+・・・+12日目終値+12日目終値)÷13→より価格の動きに近くなる
長期EMA:26日間のEMA=(1日目終値+2日目終値+・・・+26日目終値+26日目終値)÷27
・上昇トレンドでは価格が上昇し、それを察知して下を走る短期EMAが上昇し、遅れてさらに下を走る長期EMAも上昇するが、短期EMAと長期EMAの差が広がっていく⇒上昇トレンドがはっきりしてくると長期と短期のEMAの乖離が大きくなる⇒MACDのプラス幅が大きくなる。
・下落トレンドでは価格が下落し、それを察知して上を走る短期EMAが下落し、遅れてさらに上を走る長期EMAも下落するが、短期EMAと長期EMAの差が広がっていく⇒下落トレンドがはっきりしてくると長期と短期のEMAの乖離が大きくなる⇒MACDのマイナス幅が大きくなる。
∴上昇トレンドではMACDはプラス、下落トレンドではMACDはマイナス。
・MACDは移動平均線の差なので、数値にばらつきが出てくるので、MACDを平均化した「シグナル」という線を同時に表示する。
⇒MACD上がってシグナルを下から上に越えるときが買いシグナル、MACDが下がってシグナルを上から下に貫くときが売りシグナル
・MACDの欠点:
1)もちあい、トレンドが確認できないときはダマシが多い
2)買いシグナルや売りシグナルが出たときは、トレンドがしっかりでているときなので、エントリーするには便利だが、決済をするときは高値、安値を通過したあとになることが多い。
◎RSI
・オシレーター系のテクニカル分析で、売られすぎ、買われすぎを分析する。
・RSIを求める公式:A÷(A+B)×100(%)
A:任意の期間の1日の値上がり幅の平均
B:任意の期間の1日の値上がり幅(絶対値)の平均
⇒1日の平均変動幅のうち何%が値上がりだったのかを示す。
・具体例:
1日目:100円
2日目:102円(+2円)
3日目:104円(+2円)
4日目:103円(▲1円)
5日目:105円(+2円)
6日目:108円(+3円)
7日目:109円(+1円)
8日目:107円(▲2円)
9日目:105円(▲2円)
⇒5日目までで105円に上昇したけどそろそろ売ったほうがいいかなという勘を数値化したものがRSIと言える。
⇒6日目のRSIは値上がり合計2+2+2+3=9円、値下がり合計は1円⇒9÷(9+1)×100=90%
⇒同様に計算すると、7日目のRSIは88.8%、8日目は66.6%、9日目は60%
・RSIが70%に近づくほど買われすぎ、30%に近づくほど売られすぎ
注意)
70%以上になれば売りシグナルだが、70%を超えて反転したところで売ること
30%以下になれば買いシグナルだが、30%を超えて反転したところで買うこと
・一般的なRSIは14日間(パラメーター)だが、実際は期間が長すぎるのでシグナルになるチャンスが少ない
⇒14日よりもやや短い日数(12日や10日)の方がより正確になることが多い(パラメーターを少し短くすることでシグナルの回数が増えて、値動きの高値安値付近でシグナルが出ることが多くなる)
・RSIの欠点:
大きなトレンドが出た時には使えない。大きな上昇トレンドになった場合は毎日が買われすぎになってしまう。大きな下落トレンドになった場合は毎日が売られすぎになってしまう。
⇒トレンドがあまり強くなく、もみあいになった時は威力を発揮する。
・ダイバージェンス:価格が最安値をつけて、いったん上昇したものの再び下落して、前回の最安値を下回ってさらに最安値をつけたにもかかわらず、RSIが最初の最安値の時は30%以下だったものが、さらに最安値をつけているにも関わらず、RSIが30%を超えてくるような時とき。つまり、最安値の動きとRSIの動きが逆になったときをダイバージェンスと言い、価格は上昇に転じることが多い。
◎時間帯による値動き
・6-8時:オセアニア時間。週末に大きな出来事が起るとレートが大きく動く。
・8-15時:東京時間。特にゴト日(5日、10日)は日本企業の決済日で、海外への支払いのためドルが多く買われる(円安ドル高)。決済には9時55分に各金融機関が決める基準レート(TTM)をもとにするため、10時を過ぎると動きが穏やかになる。
・15-翌1時(冬時間16-翌2時):ロンドン時間。欧州通貨ペアは値動きが激しくなる。
・21-翌6時(冬時間22-翌7時):ニューヨーク時間。重要なトレンドが発生しやすい。
cf)
夏時間:3月第2日曜日から11月第1日曜日
冬時間:11月第1日曜日から3月第2日曜日
・24時の通貨オプションの権利行使期限(オプションカット)に近づくとレートが大きく動くことあり。オプションカットの情報を調べ値動きを予想するとよい。毎月第1金曜の夜は米雇用統計が発表され、レートが大きく動くことが多い。
・土日はFX会社のレート配信が止まり、週明け月曜日のレートがいきなり飛んでいるように見える(=窓)。月曜の取引開始時が先週土曜日の取引終了時よりも上昇していればその後下落する(逆も同じ)。1時間で戻るときもあれば数日かけて戻ることもある(=「月曜の開いた窓は埋まる」法則)。
◎注目すべきイベント
1)経済指標
・米国雇用統計
・ISM製造業景気指数
・IFO景況感指数
・鉱工業生産
・ミシガン大学消費者信頼感指数
2)金融政策
・米国FOMC
・ECB(欧州中央銀行)金融政策発表
・日銀金融政策決定会合
3)要人発言
・FRB総裁
・ECB総裁
・ECB政策理事会の理事
<<FX早見メモ>>
・60分足で上昇傾向を見る→1分足で安値ラインに近づいたら買いを入れる
・同事線:十字クロス⇒変化の前兆(上昇が加速、下落が加速、上昇から下落、下落から上昇)
・上ひげ:天井の可能性
・下ひげ:底値の可能性
・ダブルトップ(M型):間の安値にネックラインを引き、そこを下回れば下落、反転すれば上昇
・三尊天井:間の2つの最安値にネックラインを引き、そこを下回れば下落、反転すれば上昇
・ダブルボトム(W型):間の高値にネックラインを引き、そこを上回れば上昇、反転すれば下落
・逆三尊:間の2つの最高値にネックラインを引き、そこを上回れば上昇、反転すれば下落
・上昇型、下落型、ペナント型の三角もちあい:収縮し終わると大きく上昇か下落に転じる
・安値をつけて反転上昇し始め、短期移動曲線よりも上、長期移動曲線よりも下に入るとそのまま上昇
・高値をつけて反転下落し始め、短期移動曲線よりも下、長期移動曲線よりも上に入るとそのまま下落
・移動曲線の±何%のライン(エンベロープ)に触れると反転するかを見る
・MACDが上がってシグナルを下から上に越えると買い、MACDが下がってシグナルを上から下に貫くと売り
・MACDはもみあい、トレンドが確認できないときは使えない⇒乱高下しているときはMACDに従うこと
・RSIが70%に近づくほど買われすぎ、30%に近づくほど売られすぎ
・RSIはトレンドがはっきり出ているときは使えない⇒乱高下しているときはRSIは無視すること
<<FX初心者覚書2>>
◎なぜエントリーすると逆行するのか
・レンジをブレークすると一旦逆行する。
・レンジは決済しづらいので売りと買いが拮抗し様子見ている(売りの人はショーター、買いの人はロンガーという)。
→レンジのちょっと上にショーターの損切りライン、レンジのちょっと下にロンガーの損切りラインがある。
→レンジを下にブレークすると、ロンガーの損切りを巻き込み大きな流れになる。
→ブレークした後はエネルギーが切れて一旦戻す。
→戻すと新規の買いが入り、そこで買いがたまったところで下げれば大口が儲かる。
・∴レンジを下にブレークしたときは戻ったところを売ること!!(レンジを上にブレークしたときは戻ったところを買うこと!!)
◎勝てるエントリーポイント
・相場の大事な場面では必ず三角もちあいが出現する。
・高値の切り下げ(=売りの勢力優勢)
→安値の切り上げが出現(=買いの勢力が入ってきた)
→大きな三角もちあい形成
→上にブレーク(=買いの勢力が勝った)
→上昇トレンド(=安値の切り上げ=買いの勢力が優勢)
→高値の切り下げ(=売りの勢力が入る)
→小さな三角もちあい形成
→上にブレーク
→大きな上昇トレンド
・∴大きな三角もちあいを上にブレークすると上昇トレンドが発生(下にブレークすると下落トレンドが発生)
・短期トレードでのエントリータイミング:
1)三角もちあい(三角の先っぽはレンジ)をブレークする
2)直近高値をローソク足の実体が超えた
3)直近高値がレンジの高値として意識されている
この抜けたところで入って2-3pipsで利確(三角もちあいを上に抜けた後は調整の下落が入るので)
注意)長期トレードではトレンドを確認してからにする。
◎移動平均線にタッチすると反発する意味
・移動平均線(MA)はエントリーの根拠には使えない。環境認識の道具。
・MAより上なら買われすぎ→下落してMAにタッチ→買える中で一番安い価格になった→みんなそれを見ている→買う人が多い→反発して上昇
・MAより下なら売られすぎ→上昇してMAにタッチ→売れる中で一番高い価格になった→みんなそれを見ている→売る人が多い→反発して下落
・週足なら5MA、月足なら20MA、年足なら200MAを確認する。
・みんなが見てる目印をもとに様々な市場心理が交差する。
・おすすめMA:10EMA、20SMA、90SMA、200SMA。
・複数のMAが同じ場所にあり、そこにトレンドラインが重なるとレジスタンスorサポートとなる可能性が高い。
◎絶対に失敗しないラインの引き方
・ラインとラインの間にひげしかない場合は真空地帯。この真空地帯の価格には売りたい人、買いたい人がいないことを意味する。ここを一気に上昇した場合は下落時にも一気に下落する可能性が高い。
・ラインの引き方
1)日足で大きくトレンドが変わった後で、
2)レンジになっているところを複数四角で囲み、
3)そのレンジの高値と安値にラインを引く。
注意)トレンド転換前のレンジは無視する。
・重要なラインの見極め方
1)サポレジ転換しているライン
2)4時間足で見ると大陰線または大陽線でブレークしているライン
3)キリ番のライン
注意)三尊の中央の山、逆三尊の中央の谷でブレークしていても戻っていればダマシ。
◎適正ロット
・1回のトレードで負けた時の損失が1-2%に収まるロット。
◎最も勝率の高いエントリー根拠
・月足のラインを根拠に逆張り
・月足のライン(フィボナッチ、トレンドライン、水平線)は国が見ているから、そのラインに近づくと強力な逆張り圧力が高まる。
・月足で下落トレンドが引けるということは、MM(マーケットメーカー)が売っているということ!
・月足で最高値を100、最安値を0としてフィボナッチラインを引く。
・下位足で上昇していても、月足の節目に当たると、反発しトレンドが変わる。
・確度が高いのは、三尊、逆三尊、フィボナッチ。
◎資金管理
・損切幅は大きく、ロットは小さくする!!これが本質。
例)最高値をつけて下落し、最高値を作った安値ラインを割ると、その後に一旦戻って、上げてはもみ合い、下げてはもみ合いを繰り返し、再度下落していく。このようにして大口は個人を騙して儲けている。
・結論は損切幅を大きくしないと勝てない。初心者はデイトレよりも長い時間軸で戦った方がよい。
◎ファンダメンタルズ
・国債は国の借金で財源。メジャーなのは10年債。この10年債の利回りを長期金利という。長期金利は景気の指標(中央銀行はコントロールできない)。
・債券はローリスクローリターン、株式はハイリスクハイリターン。
・好景気では債権よりも株式、不景気では株式よりも債券が買われる。
・10年債はたくさん買われると金利が低くなり、あまり買われないと金利が高くなる。
・好景気では株高、債券安、高金利。不景気では株安、債券高、低金利。
・中央銀行がコントロールできるのは短期金利のみ。利下げ、利上げは2年もの国債など短期金利の国債。
・中央銀行は短期金利を利下げ、利上げすることで間接的に物価をコントロールする。
・不景気→消費低迷→企業業績低迷→雇用減少→さらに消費低迷→価格競争→デフレスパイラル。
・中央銀行は利下げをすることで景気を浮上させようとする。
1)民間銀行は日銀にお金を預けて金利をもらっている。
2)日銀が利下げを行うと、日銀に預けてもお金が増えない。
3)民間銀行は日銀に預けずに企業、個人にお金を投資する。
4)設備投資、研究開発、消費が増える
5)企業業績が上がり株高になる
・利下げを行うと円で資産を持っていても金利がつかないので、金利の高い国の通貨で資産を持つようになる(→円安傾向になる)
・∴利下げをすると、通貨安、株高になる。
・利下げしたのに、通貨安、株高にならない場合:
1)事実買い:通貨安になる材料が出尽くしていて、利下げをすると予想され、すでに通貨が下げているので利下げ発表で逆に通貨高になる。
2)1発目の利下げ:利下げは不景気にするもの。利下げするということは景気が悪いと判断され株式を処分する(株安)。
・金融緩和の3段階:
1)利下げ
2)量的緩和:
中央銀行が民間の銀行から国債を買い取る(買いオペ)ことで市中のお金の量を増やす。
3)マイナス金利:
国債を保有している銀行から金利をとる。民間銀行は国債を保有していても逆に損になるので、企業、個人に投資せざる得なくなる。2016年1月からマイナス金利を実施。日本に他国から資金が入らなくなるのが問題。
・金融引き締め
1)利上げ:中央銀行が短期金利を上げて、加熱した景気を落ち着かせる。
2)売りオペ:中央銀行が民間銀行に国債を売却。民間銀行からお金を引き上げる。
cf)米株と円
米株高→リスクオン→円安
米金利上昇→米株安→リスクオフ→円高
米金利上昇→米10年債高→ドル調達→ドル高
⇒米金利上昇すると円高ドル高でもみあいになる
⇒通常は円はマイナス金利、ドル金利上昇なら円安ドル高になるが、量的緩和でドルが大量に刷られているのでドル安圧力もある。
cf)金利が上がると株安になる理由
①金利上昇すると企業の借り入れの金利負担が重くなるため収益が下がるため。
②金利上昇で国債に投資しても利回りが得られるので投資先が株から国債にシフトするため。
③加熱相場では大口は国債を担保に銀行から借り入れをしてでも株を買っている。金利が上がると国債の価格が目減りするので株を売って返済しないといけない。株が売られるので株安になる。
cf)リスクと円
リスクオン:投資家がリスクを取ってリターン(収益)を追求しやすい相場状況
リスクオンでは円安、リスクオフでは円高が通常だが、米金利が0(=ドルがじゃぶじゃぶに印刷されているからドルの価値が下落)ではドルが円よりも弱くなりドル円が下落する可能性が高い。
cf)Monetary Base
ドル:https://fred.stlouisfed.org/series/BOGMBASE
円:https://www.investing.com/economic-calendar/monetary-base-209
◎経済指標
1)FOMC(Federal Open Market Comittee連邦公開市場委員会)
・アメリカの中央銀行(FRB)が開く会議。アメリカの金融政策(利上げ、利下げ、量的緩和など)を決める。
・FRB議長の会見とセットで年8回。会見は日本時間の深夜3時(サマータイム)か深夜4時(冬時間)。
・アメリカの雇用統計と同じく2大チャートを動かす要因。
・利上げならドル高、株高。利下げならドル安、株高。ドルがらみの通貨ペアは影響大。
2)ECB理事会
・FOMCの欧州バージョン。
・金融政策の発表は日本時間20時45分(サマータイム)か21時45分(冬時間)
・FOMCに次いで影響大。ユーロドルに強く影響。ユーロドルはそもそも値動きが激しい通貨(ボラティリティが高い)ので、発表直後はより一層ハイボラティリティになるので、取引は危険。
3)日銀金融政策決定会合
・FOMCの日本バージョンも、影響力あまりなし。
・発表時間が決まっていない(たいていは正午前後)。日銀総裁の会見は15時30分で固定。
4)米雇用統計
・注目度が最も高い経済指標。
・FRBの目的は「物価の安定」と「雇用の最大化」。ECBや日銀は「物価の安定」のみ。つまりアメリカの中央銀行は失業率を最も気にしている。
・米雇用統計の中でも重要なのは、非農業部門就業者数と失業率。結果が良ければドル高、株高。結果が悪ければドル安、株安。
・結果が良かったのに、株安になることがある。景気が非常に良くてそろそろ利上げかとみんなが思っている。そんな時に好結果だと、景気が本当にいいのだなと判断されて、利上げが正当化されるため。
5)経済指標でレートが動く条件
・事前に予想値が発表されるので、その予想値と乖離していた時、つまりサプライズ感があったときにレートが大きく動く。
◎イールドカーブ
・利回り(縦軸)、償還期間(横軸)のグラフ。
・右肩上がりなら平常時、金融緩和時。右肩下がりなら金融引き締め時。
・イールドカーブの推移:
①ベアスティープニング:短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差拡大→景気回復
②ベアフラットニング:短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差縮小→景気過熱、金融引き締め
③ブルフラットニング:短期金利下落、長期金利下落、長短金利差縮小→景気減速
④ブルスティープニング:短期金利下落、長期金利下落、長短金利差拡大→景気後退、金融緩和
・金利に影響を与える要因
3か月債:0-2年先の政策金利
2年債:0-2年先の政策金利>2-5年先の政策金利
5年債:0-2年先の政策金利、2-5年先の政策金利>FRBの国債購入、民間投資家の需要
10年債:0-2年先の政策金利、2-5年先の政策金利、FRBの国債購入、民間投資家の需要、潜在的な経済の強さ
30年債:民間投資家の需要>2-5年先の政策金利、FRBの国債購入、潜在的な経済の強さ
・償還期間が長期になるほど将来の金利(景気)を織り込むので、まず5年債→2年債→3か月債と順に上昇する。
・2年債がそのままで5年債が上昇するとは。景気回復で3-5年後の利上げが予想されているが、さすがに2年後までは利上げはないだろうという見方が多いことを示す。
・10年債は金融政策よりもその国の潜在的な力や財政状況などの影響が強い。
cf)利上げ、利下げが金融商品に与える影響
利下げ:株↑、短期金利↓、長期金利↓、通貨↓
利上げ:株↓、短期金利↑、長期金利↓(株安になるので最初は落ちるがその後上昇する)、通貨↑
(利下げをすれば信用取引がしやすくなり株は買われて上がる、金利の高い他国に預金を預けるので自国通貨は売られて安くなる)
利上げを行うと短期金利はすぐに上昇するが、株安になるため長期金利が最初は下落する(長短金利差縮小=ベアフラットニング=金融引き締め)
利下げを行うと短期金利はすぐに下落するが、株安になるため長期金利が最初は上昇する(長短金利差拡大=ブルフラットニング=金融緩和)
◎マネタリーベース
1)円のマネタリーベース
日本銀行券発行高+貨幣流通高+日銀当座預金⇒日本銀行が世の中に直接的に供給するお金
https://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/mb/index.htm/
2021/4は644兆円。
2)ドルのマネタリーベース
https://www.federalreserve.gov/releases/h6/
2021/4は6042.1Billions of dollars(6兆ドル)
3)マネタリーベースから計算したドル円の想定レート
日/米マネタリーベース、想定ドル円、月足終値
2020/01:514兆円/3.44兆ドル=149.4、108.38
2020/02:510兆円/3.45兆ドル=147.8、108.07
2020/03:507兆円/3.88兆ドル=130.6、107.53
2020/04:518兆円/4.84兆ドル=107.0、107.17
2020/05:530兆円/5.14兆ドル=103.1、107.77
2020/06:544兆円/5.00兆ドル=108.8、107.92
2020/07:566兆円/4.70兆ドル=120.4、105.88
2020/08:571兆円/4.80兆ドル=118.9、105.89
2020/09:587兆円/4.88兆ドル=120.2、105.45
2020/10:601兆円/4.91兆ドル=122.4、104.64
2020/11:602兆円/5.09兆ドル=118.2、104.27
2020/12:606兆円/5.20兆ドル=116.5、103.24
2021/01:611兆円/5.24兆ドル=116.6、104.68
2021/02:610兆円/5.44兆ドル=112.1、106.58
2021/03:613兆円/5.83兆ドル=105.1、110.70
2021/04:644兆円/6.04兆ドル=106.6、109.27
2021/05:649兆円/
4)ユーロのマネタリーベース
https://fred.stlouisfed.org/series/ECBASSETSW
日欧マネタリーベースから見たユーロ円想定レート:
2020/1:514兆円/4.6兆ユーロ=111.7(月足終値120.15)
2021/4:644兆円/7.5兆ユーロ=85.8(月足終値131.38)
cf)マネーサプライ
◎円のマネーサプライ
日銀はM3を最も代表的な統計と見なしている。
https://www.boj.or.jp/statistics/money/ms/index.htm/
2021/4は1508兆円(M3)、1161兆円(M2)
M1:現金通貨+預金通貨-調査対象金融機関保有の小切手/手形
M2:現金通貨+国内銀行に預けられた預金
M3:M1+準通貨+CD(譲渡性預金)※準通貨=定期預金+据置貯金+定期積金+外貨預金
広義流動性:M3+金銭の信託+投資信託+金融債+銀行発行普通社債+金融機関発行CP+国債+外債
◎ドルのマネーサプライ
https://www.federalreserve.gov/releases/h6/
2021/4は20,108.6Billions of dollars(20.1兆ドル)
◎ブレークワンタッチ
・日足でしか意味がない。日足以下の短期足ではノイズが多いのであてはまらないことが多い。
・日足以上でラインをブレークすると、一旦戻ってラインに再びタッチするが、そこでレジスタンスorサポートされると再び反転して、大きなトレンドが発生する。
・上昇トレンドで安値のサポートラインをブレークすると、一旦戻って、サポートラインまで上げた後、レジスタンスとなったことが確認されると(サポレジ転換)、大きく下げて下落トレンドになる。
・ブレークワンタッチが起こる理由(上の例で説明):大口が個人を焼いて儲けるパターン!!
1)それまで上昇トレンドだったのが、下落しはじめて、サポートラインをブレークすると、遅れて売らなきゃと思った人たちが売りポジションを持つ(出遅れショーター)。
2)大口は売りポジションがたまったのを確認して、大量に成り行きで買いを入れて価格を一度釣り上げて、1)の出遅れショーターを損切りさせると同時に新規の買い(ロンガー)を誘発する。
3)2)で新規の買いが大量に入ったところで、大口が再び大量に成り行きで売りを入れて価格を一度下げることで、2)の新規のロンガーを損切りさせて大きな下落トレンドを作る。2)の新規の買いが多く入れば入るほど下落幅は大きい。上向きの長いひげが多いほど、新規の買いの勢力が止められたことを示している。
・ブレークワンタッチのタッチの際にもみあいが大きいほど、その後のトレンドが強くなる。
◎一番使えるテクニックは三角もちあい
・週足、月足で下落トレンドで、高値切り下げラインに近づいたときに、日足で小さな三角もちあいを形成したときは、三角もちあいをブレークし、小さな三角もちあいの安値切り上げラインにブレークワンタッチをしたのを確認してエントリーすれば確度が高い。
・12月は相場が乱高下しやすい。年間利益が確定した優秀なトレーダーが抜けて、個人と優秀じゃないトレーダーだけになるので。
◎ナンピンを使えるようになることが重要
・これまで何度かサポートされていたサポートラインを下にブレークし、下落、反転上昇しつつあつとき、それまでのサポートラインがレジスタンスラインに変わることが多いので、戻りを待ってショートだが、このときは少しだけショートとして入る。サポートされずに、ピボットラインや直近高値のラインまで上昇する場合もあるので、レジスタンスラインを抜けた後のラインでもナンピンでショートで入るが、それよりも上のラインを越えたら損切りを行う。
◎初心者が勝てるまでの最短ルート
・短期足は見ない!!短期足はノイズ!!水平線やトレンドラインはダマシが多い。
・週足のラインは信用度が高い。
・週足で、1)トレンドラインを引く。2)サポレジ転換している水平線を引く。3)最高値を0、最安値を1としてフィボナッチを引く。
・週足、月足の節目を見つけて、そこでエントリーすると勝率が上がる。
◎オプションカット
・NYオプションカットは逆張り圧力が働く。エントリーポイント、利確ポイントとなる。
・トレイダーズウェブの外国為替→FXオーダーで見る。
・例:「1.1325ドルOP18日NYカット」とあり、現在のレートより上にあれば売り圧力になる(1.1325ドルがレジスタンスラインとなる)。
・例:「1.1250ドルOPカット23日NYカット」とあり、現在のレートより下にあれば買い圧力になる(1.1250ドルがサポートラインになる)。
・例:「1.1270-80ドル断続的に買い厚め、割り込むとストップロス売り」とあれば、この価格帯を下にブレークすると売りとなる。損切りを巻き込むので大きなトレンドなる可能性あり。
・オプション締め切り時間は夏は23時、冬は24時。この時間を過ぎると逆張り圧力は消滅する。
∴オプション確定後にブレイクすることあり。
・OPカットは上位のMM(マーケットメーカー)のやりたい放題。基本は逆張り方向に動かしてくる。
・OPカット情報を入手することで、近い将来の値動きのメドがわかる。
◎オプションカットを利用してドル円で利益を出す方法
・NY OPカットは夏時間23時、冬時間24時間が期限。
・ドル円でレンジ相場の場合は、大きいOPが設定されているレートの前後で値動きする。
⇒OPレートより高くなったら売り、安くなったら買い(=大口の動き)。
例)
106円(=ストライクレートという)で売る権利を10pipsのプレミアムを支払って購入する。
→期限の現在レートが105円なら100pipsの利益になる。
◎IMMポジション
・投機筋(大口)のポジションが公開されている。
・公開時期は毎週金曜日の引け後。
・対象範囲は前週の水曜~今週の火曜までのポジション状況
・ネットロング・ネットショートが切り替わるとトレンド転換が起こる(多少の前後があることに注意)。
・ネットショートの減少(決済)は反対売買のロングが入ることを意味するので価格は上昇する。反対にネットロングの減少(決済)は反対売買のショートが入ることを意味するので価格は下落する。
◎最もリスクの低いエントリーポイント
・上昇トレンド(=安値の切り上げ)でダブルトップが出てきた
→ダブルトップの右側のトップが左側のトップよりも低い(高値切り上げが終わった)
→ダブルトップの右側のトップでレンジ形成
→大きな陰線で下にブレーク
→トレンド転換で下落トレンドになった
(大口がつり上げて、それに乗った個人のロンガーを焼いた)
→しかし、ここで大口の損切、含み損があると大口の買いが入り高値更新することもある
・上昇トレンドで高値切り上げができずにレンジを形成し、下に抜けたところで売りで入って待つ。
・下落トレンドで安値切り下げができずにレンジを形成し、上に抜けたところで買いで入って待つ。
(調整の戻りで慌てないこと!!)
・日足以上の長期足でダブルトップを形成してるときは大口の売りが入ったことを意味する。
・大きく下げたときは半値戻し、61.8%戻し(最高値100、最安値0として)が起こる可能性高い。しかし、この戻しのラインを裏切られるときは戻りきって、さらに上昇する。
・Wトップが裏切られて、再度上昇し高値更新した場合はかなり強い買いシグナルとなる(トレンド転換サインが裏切られたときは大きなトレンドが発生する可能性大)。
・Wトップの仕組み:1つ目の山からの下がりは利確。この利確ポイントで安値が下に更新されずに再度上昇すると、Wトップの右肩が左肩を超えずにもみあった場合は、大口が新規の売りを大量に入れて、もみあいでの買いポジションの損切りを巻き込んで大きく下に下げるが、損切が終わった後は大きく再度上昇することがある。
・Wトップ裏切り:ネックラインを割らずに反転しWトップの最高値ラインをブレークし、ブレークワンタッチをした後、大きく上昇する。
・Wボトム裏切り:ネックラインを越えずに反転下落し、Wボトムの最安値ラインをブレークし、ブレークワンタッチをした後、大きく下落する。
・三尊裏切り:ネックラインを割らずに反転し、三尊トップのラインでレジスタンスされて反転し、三尊左肩ラインでサポートされてそのまま大きく上昇する。
・逆三尊裏切り:ネックラインを越えずに反転下落し、逆三尊ボトムのラインでサポートされて反転し、逆三尊左肩ラインでレジスタンスされて反転しそのまま大きく下落する。
◎移動平均線だけで勝率改善
・日足の200MAにタッチしたら逆張りすると勝率が高い。
⇒日足200MAを根拠にすることで自然と大局に沿った順張りトレードになるので勝率が上がる。
・日足の200MAを割り込んだときは、より上位の週足で200MAの距離をみて、週足200MAに反発したのを確認して逆張りエントリーする。
◎エントリーしてはいけない押し目買い3パターン
1)トレンド方向の平行チャネルはダマシのことが多い。
・下落サポートラインをブレークして、上昇トレンドが発生したものの、上昇方向に平行チャネルを形成した場合は、本当の上昇トレンドではなくダマシの可能性が大きい。
・確度の高いラインをブレークしてトレンド転換が起こるのは大口の注文が入ったからであり、大口の注文が入ったときはエントリーできないくらい大きな流れになる。平行チャネルになっている時点で大口の注文は入っておらず、ダマシのトレンドの可能性大。
2)ブレーク後の往って来いはダマシ
・ブレークしたあとに最高値でもみあわずにローソク足2本ですぐに下落した場合はブレークそのものがダマシだった可能性大(これを「往って来い」という)。大陽線で一気に上昇し、大陰線で一気に下落した場合はこの「往って来い」の可能性大。往って来いでもブレークワンタッチは起こるが反転せずにすぐにもどしてしまう。
・本当にブレークした後は、高値でもみあってレンジを形成し、いったん戻って大きく上昇する。
3)ブレーク後の弱い形はダマシ
・ブレークして上昇したが、Wトップ形成でWトップ右肩が左肩を超えらなかった場合は、戻ってブレークワンタッチが起こったとしても、その後そのまま下落する可能性大。
◎水平線引きすぎ
・水平線ではもみ合う可能性があり、もみ合いの中でトレンドの読みはあっていても損切りしてしまう可能性がある。
・水平線よりトレンドラインの方が確度が高い。
・トレンドラインは反応点が多くなるように引く。実体、ひげは区別せず反応点が多いことを優先する。
・トレンドラインが効いているかどうかは、ラインにタッチしたときに反発していれば有効なライン(ラインにタッチしたときのプライスアクションで見る)。
・トレンドラインが大きなローソク足の実体でブレークしたときはより確度が高い。
◎ドル円の大口
1)GPIF(機関投資家)
・年金を運用してる機関投資家。日本株25%、日本債25%、米株25%、米債25%で運用。運用額160兆円で世界最大。
・米株、米債を購入する際にドル調達のため円売りドル買いをする。
・twitterでGPIFと検索するとGPIFのドル買い観測の予想がわかる。
・下落トレンドでトレンドラインをブレークし1円レベルの大陽線が出たときはGPIFの可能性大。
・ドルが上昇したときにヘッジ売りをすることもある(米株で利益が出なくてもドル高になれば利益が出るので)。
2)保険会社(機関投資家)
・保険料を米株や米債で運用するときにドル買いをする。機関投資家。
3)輸出企業(実需筋)
・決算の時にドルを円に戻す(円買い、ドル売り)。レートの目安は日銀短観。
・日銀短観概要(3月、6月、9月、12月に発表)に記載されているドル円実効為替レートで円買いドル売りをしてくる。例)実行為替レートが107.98円なら108円まで上昇すると売ってくる。
・ドル円が下落した場合はフィボナッチ50%戻し、61.8%戻しあたりで売ってくることが多い。
4)輸入企業(実需筋)
・輸入するために常にドルが必要で銀行で両替をする。
・その日のドル円の銀行の両替レートは朝9時55分のレートで行う(東京仲値)。
・ドル需要がある場合は銀行が中値を釣り上げてもうけが出るようにするので、ドル両替の多くなる五十日(ごとび、5日、10日、15日、20日、25日)の9時55分の仲値にむけてドル円は上昇しやすい。
・新型コロナで移動が制限され、飛行機が飛ばないと原油需要が減るため、原油の輸入企業がドル両替をあまり行わなくなるので仲値にかけての上昇は緩む。
cf)投機筋はヘッジファンドや投資銀行。
◎レパトリエーション(季節的要因)
・年度末決算に向けて、日本企業がドルを円に両替する⇒2,3月は円高ドル安になりやすい。
◎トレンド転換のサインベスト3
・前提:週足でサポレジ転換している水平線や意識されているトレンドラインに近づいた時に以下のサインが出ればトレンド転換になる可能性が高い。
ベスト1)日足、4時間足でのトレンドラインブレーク
・週足節目のラインに近づいている、かつ日足、4時間足でのトレンドラインをブレークしたときはトレンド転換の可能性が高い。
ベスト2)短期MAをブレーク
・週足節目のラインに近づいている、かつ4時間足の5SMAをブレークしたときはトレンド転換の可能性が高い。
ベスト3)包み足(ツーバーリバーサル)
・包み足とは直前のローソク足の実体を完全に包み込む反転のローソク足のこと。
・週足節目のラインに近づいている、かつ日足、4時間足で包み足が出たときはトレンド転換の可能性が高い。
◎テクニカル分析ベスト3
注意)週足のトレンドに沿ったエントリーをすること。週足で下落トレンドであれば、ショートでエントリーできるポイントを探す。
ベスト1)ピボット分析(PV)
・大口のAIに搭載されている。
・1日の値幅と1週間の値幅に注目。
・確度の高い反転ポイントがわかる。BBよりも確度が高い。
・P=前日の(高値+安値+終値)÷3
・トレンドが継続するかどうかがわかる。S2を下抜けしてブレークワンタッチしてさらに下落した場合、次のS2まで下がるだろうと予想できる。
ベスト2)ボリンジャーバンド(BB)
・その日の値幅の上限と下限がわかる→ボラティリティーがわかる
・ミドルラインは20MA。
・±1σの範囲内に66%、±2σの範囲内に95%、±3σの範囲内に99%の確率でレートが収まる。→±2σ、±3σを表示しておけばよい。
・週足のトレンドと一致したときに、±3σが反転ポイントとして使える。
例)週足で下落トレンドであれば、3σにタッチでショートでエントリーすると確度が高い。逆に-3σにタッチでロングで入るとバンドウォークしてさらに下落していく可能性がある。
ベスト3)RSI
・相場の勢いがわかる→モメンタム(買いが優勢か売りが優勢か)がわかる
・RSI>50%なら買い優勢、RSI<50%なら売り優勢。
・反転ポイントもわからなくはないが、単体での運用は非常に危険。上位足のRSIとの比較や、他のBBやPVとの併用で運用すること。
例)1時間足でRSI<30%でも日脚ではRSI>30%。1時間の単位ではそろそろ反転しそうだが、1日の動きはさらに下がるかもという意味(予想と正反対の値動きをする可能性があるということ)。
◎フィボナッチ入門
・人が無意識に美しいと感じる黄金比(1:1.618)
・エクスパンションとリトレースメントがあるが後者だけでよい。
・上昇トレンドが転換し下落トレンドになった場合、上昇トレンドの最安値1→最高値0の順でリトレースし、トレンド転換し下落した後、どこのラインで反発するかがわかる。0.236、0.382、0.618のラインで反発することが多い。
・下落トレンドの場合は週足、月足で最高値1→最安値0でリトレースし、反発ポイントがびたっとはまるように最高値、最安値をずらしたり、最高値、最安値のヒゲか実体かを変えて微調整する。
・週足、月足でびたっとあうフィボナッチリトレースメントが設定できると今後も確度の高い逆張り圧力ラインとなる(そのラインにくればサポート、レジスタンスされる)。
・実際、週足、月足のフィボナッチラインはMMも意識しているので把握しておくことは超重要。
◎フィボナッチを使った三尊、逆三尊のエントリーポイント
・三尊の中央の山の最高値を0、右肩を形成する直近最安値を1とし、フィボナッチリトレースメントを設定すると、0.236が左右の山の高値になることが多いが、そこまで上昇せず、0.382や0.5までしか上昇しない場合もある(右肩が0.382や0.5になる)。0.5まで上昇した時点でショートで少ロットでエントリーし、0.382でより多くのロットでエントリーし、0.236まで上昇した時点で最も多くエントリーするとよい。
・逆三尊の中央の谷の最安値を0、右の谷を形成する直近最高値を1とし、フィボナッチリトレースメントを設定すると、0.618まで戻して上昇していく場合もある。その場合は買い圧力が強いことを意味する。
cf)フィボナッチ数列について
フィボナッチ数列は2つ前の項と1つ前の項を足し合わせていくことでできる数列で、1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,....。34÷55=0.6181818...、89÷144=0.6180555...のように、隣り合う項の商が0.618に近づくと予想される。
1-0.618=0.382。(1-0.618)×0.618=0.236。1-0.236=0.764。こうして、フィボナッチリトレースメントの重要な23.6,38.2,61.8,76.4が出てくる。
フィボナッチ数列の隣り合う項の商が0.618に近づくことを証明してみる。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,....,a(n),a(n+1),a(n+2)...のようにn番目、n+1番目、n+2番目をそれぞれa(n),a(n+1),a(n+2)とする。
フィボナッチ数列の定義から、a(n+2)=a(n+1)+a(n)が成り立つ。この式の両辺をa(n+1)で割ると、a(n+2)/a(n+1)=1+a(n)/a(n+1)となる。
n→無限にしたとき、a(n+1)/a(n+2)とa(n)/a(n+1)がxに近づくとすると、a(n+2)/a(n+1)=1+a(n)/a(n+1)は1/x=1+xに近づく(x>0)。
両辺にxをかけると、1=x+x^2となり、x^2+x-1=0という2次方程式になる。これを解くとx=(-1+√5)/2=(-1+2.236)/2=0.618。つまり、a(n)/a(n+1)は0.618に近づくことがわかる。
ちなみに、√5=2.2360679...(富士山麓でオウム鳴く)であり、0.236が出てくる。(√5-1)/2=0.618。1-0.618=0.382,1-0.236=0.764。
◎三尊で初心者は助かる
・三尊の左半分は上昇トレンド。しかし、右半分で三尊トップの最高値を作った直近安値を下回って安値切り下げが起きたなら上昇トレンドが終わったことを意味する。そして、さらに下げるにはロングを溜めるためにいったん上げなければならない。それで三尊の右肩ができる。
・三尊の確度は大きさと登場場面で左右される。
1)大きさ:三尊形成のための注文量が多い、週足、日足以上の三尊は確度が高くなる。
2)登場場面:売り圧力が強い場面でできた三尊は確度が高くなる。
例1)下落トレンドの高値切り下げライン付近にできた三尊、下落チャネルの半分より上でできた三尊、200MAより上でできた三尊など(逆に下落トレンドの安値切り下げライン付近でできた三尊は裏切られる可能性が高い)
例2)上昇トレンドの押し目でできた逆三尊など
・エントリーポイントは3つ目の山の上昇を待ってエントリーする。3つ目の山を形成するために反転した安値(0)と2つ目の山の最高値(1)にフィボナッチリトレースメントを引き、0.382→0.5→0.618の順にエントリーを大きくする。
・三尊の理想は安値切り下げ。しかし、安値が切り下がらないときは、1つ目の山の安値と3つ目の山の安値を結ぶトレンドラインを引き、そこのトレンドラインをブレークしたらエントリーする。
・1つ目の山を3つ目の山が越えてしまったら、上昇圧力が強いことを意味するので上昇トレンドが始まり、損切りを行う。
・上昇トレンドで安値切り上げがされていたのに、安値切り上げがちょっとしか起きないときは三尊形成されるかもと思っておく(特に安値切り下げが起きた場合!!)。
・Wトップ、Wボトムは確度が低い。Wトップの場合は1つ目の下げで買いをつぶしたはずなのに、同じだけ値を上げている時点で買い圧力が強いことを意味するので転換サインにならないと見ること(Wボトムも同様)。
・週足、日足の三尊はとれる利幅は少ないが、4時間足、1時間足の三尊は利幅は大きい(ネックラインから三尊中央のトップと同じだけ値下がり幅がとれる)。
・1つ目の山の上げ下げのエネルギーでトップまで値上げしたのだから、同じ期間、同じ値幅の3つ目の山の上げ下げのエネルギーでネックラインからトップまで利幅が取れるはず。
・長期足で三尊を見つけたときは、短期足で三尊を探してエントリーの確度を高めるとよい。
◎ボリンジャーバンドで勝てない理由
・上位足(日足、4時間足、1時間足)でMLより上なら上目線(下位足(15分足、5分足)でMLより上になったところで買いで入る)、下なら下目線(下位足でMLより下になったところで売りで入る)。
・上位足で下目線なら下位足でMLを下に割ったとき売りで入る。15分足でMLを上に抜けて、かつ1時間足でMLを上に抜けそうなら買いでも入れる。
・スクイーズしているときに次にエクスパンションが起きて何が起こるかを考える(節目の突破など)。
・±3σにタッチして反転するより、トレンド形成しバンドウォークになる可能性が高い。安易な逆張りは危険!
・±3σでの反転、逆張りを狙うなら、他のテクニカル分析で反転のサインが出ていることが必須(TL,レジサポ水平線,フィボナッチ,RSIなどのうち複数で反転サインが出ている場合)。
◎ドルインデックスの構成比率:ユーロ57.6%、円13.6%、ポンド11.9%、カナダドル9.1%、スウェーデン・クローナ4.2%、スイス・フラン3.6%
<<FX初心者覚書3>>
◎ローソク足の基礎
・つつみ足:前値を包み込んで新値足が出た場合は反転のきざし。
・高値圏で上ひげ、安値圏で下ひげが出ると反転のきざし。
・上位足でのコマ足は下位足でのレンジ相場。
・トレンドにはパワーが必要。トレンドとコマ足(=レンジ相場)はセット。
・下落からのレンジなら再下落、上昇からのレンジなら再上昇。
・トレンドを維持するためにはいったんスクイーズ(収縮)するこが必要。
・下落⇒レンジ⇒再下落が本命でショート。しかし、下落⇒レンジ⇒上昇なら損切りになる。
◎下落トレンドで日足で下ひげが出てきたらトレンド転換の可能性大
・日足で下ひげが出てきたら、1時間足で見て、サポレジ転換しているラインがエントリーラインで、最安値にラインを引いて、ここが損切りライン。直近高値が利食いライン。
・1時間足で下ひげが出てきたら5分足で見て、レジスタンスラインを確認し、大きな陽線でラインを越えたら、直近高値が利食いラインで最安値は損切りライン。
◎チャートフォーメーション
・大衆心理がチャートの法則性を生み出す。
・ペナント型、上昇三角、下降三角、ウェッジ、上昇フラッグ、下降フラッグはフォーメーション手前のトレンドを継続する可能性が高い。
・ブロードニングフォーメーションは往復びんたでやらしい相場。入ると損するので注意。
◎いびつ三尊
・三尊の定義
1)山3つ(左肩を超えられない右肩)
2)ネック割れ
3)ネックリトレース
4)ネックラインでの反発下落
4)まで確認したらショートで入ると確度が高い。
・親三尊の中にミニ三尊あり。
・上位足で出ている、天井圏で出ている、ほかの水平線などレジスタンスラインがある⇒これらの条件がそろうと三尊で下落トレンドに転換するサインになる。
・三尊ができただけでは未完成。三尊の安値ラインをブレークして戻ってワンタッチして反転し、安値ラインがレジスタンスになったことが確認できて三尊完成。
◎信憑性の高いチャートフォーメーション
・ダブルトップでは高値切り下げが起こった場合は確度が高い(下降トレンドになる)。高値が変わらない場合はそのままレンジになる可能性あり。逆に高値が切りあがった場合は三尊になるまで待つ。
・ダブルボトムは安値切り上げが起こった場合は確度が高い(上昇トレンドになる)。安値が変わらない場合はそのままレンジになる可能性あり。逆に安値が切り下がった場合は逆三尊になるまで待つ。
・三尊では右肩が左肩よりも下の場合は確度が高い(下降トレンドになる)。
・逆三尊では右肩が左肩よりも上の場合は確度が高い(上昇トレンドになる)。
・ダブルトップよりも三尊の方が確度が高い(下降トレンドになる)。
・ダブルボトムよりも逆三尊の方が確度が高い(上昇トレンドになる)。
◎意識ラインとチャートフォーメーション
・いろんな時間軸で見ることで三尊、逆三尊を発見できやすくなる。
・長期足で意識ラインをブレークしたときに、短期足で見て、直近に三尊、逆三尊がないか確かめること。三尊、逆三尊があればそのままトレンド転換になる可能性あり。
◎レンジの種類を知る
・転換を示唆するのではなく、トレンドの中段レンジを指す。
・トレンドは継続する可能性が高い。
・出来高はフォーメーション形成中は下がるが、完成すると上がる。
1)ペナント:
・上値切り上げ、下値切り下げ。両勢力が拮抗中。上昇トレンドで始まったペナントは上方向にブレークする可能性が高い。
2)アセンデイングトライアングル:
・上値が一定水準、下値が切り上がっている。買いの勢力が強い。売り手の勢力は一定。上昇トレンドで始まったアセンディングトライアングルは上にブレークする可能性が高い。強気のフォーメーション。
3)ディセンディングトライアングル:
・上値が切り下がって、下値が一定水準。下落から始まったディセンディングトライアングルは下にブレークする可能性が高い。弱気のフォーメーション。
4)下降ウェッジ:
・上値切り下げ、下値も切り下げ。ブレークまで時間がかかる(ペナント、フラッグは短期のフォーメーション)。
・上昇から始まった下降ウェッジは上にブレークする可能性が高い。
5)上昇ウェッジ:
・上値切り上げ、下値も切り上げ。安値を切り上げる角度が上値を切り上げる角度よりもきつい。下落で始まった上昇ウェッジは下にブレークする可能性が高い。
6)上昇フラッグ:
・上値、下値ともに平行に切り下げる。上昇で始まった上昇フラッグは上にブレークする可能性が高い。
7)下降フラッグ:
・上値、下値ともに平行に切り上げる。下降で始まった下降フラッグは下にブレークする可能性が高い。
◎親三尊、ミニ三尊
・左肩、トップが形成され、左肩よりも下に右肩ができた場合、かつネックラインを割り込んで、ネックリトレースが起こって、ネックで反転したのを確認(ネックラインがサポレジ転換したのを確認)してからショートで入る。
・ネックリトレースできれいに反転するとは限らずに、レジされずに上抜けてから反転し再下落、ネックライン未達で反転下落、ネックリトレースせずにそのまま下落など。
・ネックライン未達で反転下落する場合は、ネックラインよりも重要な意識ラインがあるはず(200MAとか)。
・親三尊のトップや右肩、ネックリトレースにミニ三尊やWトップができていることが多い。
・ネックリトレースから反転下落した場合は、ボリンジャー-2σ(シグマ)が迎えに来た場合はそこで下落が止まることが多い。
・週足で三尊ができて、日足で見るとトップは三尊になってる場合が多い。さらに4時間足でミニ三尊を見つけて、ネックリトレース、レジされたところでショートで入る。
・1時間足以上の上位足で親三尊が確認できたら、下位足でミニ三尊が形成されるポイントで待つ。
◎ダウ理論
1)チャートは全ての材料を織り込んでいる。ファンダメンタルズは気にしなくてよい。
2)トレンドは3種類。長期、中期、短期。
・長期は1年から数年。高値と安値が切りあがっているなら上昇トレンド。高値、安値が切り下がっているなら下降トレンド。
・中期は長期とは真逆の動きをしているところ。3週間から3か月。長期トレンドの中の調整トレンド。
・短期はノイズ。
3)トレンドの基本は3段階上げ。先行期、追随期、利食い期。
・先行期はトレンドを作る人たち。事情通による先行型の投資家による買いが中心。
・追随期は多数の投資家が参入しだす。
・利食い期はメディアが騒ぎ出して一般人の投資家が飛び乗ってくるが、先行期、追随期の人たちが利食いをするため、出来高が上がって、最高値をつけて後は下落していく。
4)平均株価は相互に確認できなければならない。
・ダウは工業株平均が下落して、遅れて輸送株平均が下落して初めて下落トレンドが出たと考える。
・物を作って、鉄道で輸送する。不景気になって、物を作る量が減って、その後に必要な人たちに届くのが減ってから本格的な下落トレンドと考えた。今でいえば、TOPIXと日経225の関係。
5)トレンドは出来高も確認できなければならない。
・明らかなトレンドが出ても出来高がないと不発に終わる(一部の人が買い、売りを仕掛けているだけの可能性あり)。ただし、FXは市場取引よりも相対取引なので出来高が正確ではない。
cf)売り勢力を政府が買い支えている場合は出来高が爆上がりする。そうでないなら政府の買い支えはない。
6)トレンドは明確な反転シグナルが出るまで継続する。
・ダウはN字で追いかける。
・安値A→上昇→高値A→下落→安値B→上昇→高値B→下落→安値C→上昇→高値C→下落→安値C
・安値も高値もともに切りあがっている時を上昇トレンド、安値も高値も切り下がっている時を下落トレンドと言う。
・高値をつけていったん下落し、前回安値よりも高い位置で反転し、その安値をつけた高値のラインをブレークすると、買い圧力が高まり、高値をつけた後、戻っても前回高値のラインで反転し上昇する。
・明確な転換のサインはWトップ、Wボトム、三尊、逆三尊。
・Wボトム:最安値を作った最後の戻り高値が売り手の最後の砦。次に最安値を更新できずに、戻り高値のラインを超えて最高値をつけて、いったん戻すもネックラインで反転し再度大きく上昇していく。この最後の上昇(N字)を確認できたときに初めて上昇トレンドとする。
・転換サインの強弱:右肩下がりのダブルトップよりも左肩よりも低い右肩の三尊の方が上昇から下降トレンドに転換したサインとしては強い。
◎ブレイクアウトの仕組み
・レンジはトレンドの最中に生じて、トレンドを続けるためにパワーを貯めている時間(∴トレンドはレンジの前後で継続する)。
・大きな幅で動くレンジよりも小さな幅で動くレンジの方がブレイクの後、値動きが活発になる。
・短期間のレンジよりも長期間のレンジの方がブレイクの後、値動きが活発になる。
・上位足での意識ラインまでの伸びしろが確認できると、レンジをブレイクした後にそこまで伸びる可能性あり。
・東京時間(朝、昼)はレンジになりやすい。夕方の欧州、夜のニューヨーク時間の方が資金量が多く、トレンドが出やすい。
・ヨコヨコレンジだけがレンジではない。上位足でのコマ足、フラッグやウェッジなどもレンジ。
・トレンドは±1σの外。レンジは±1σの内側'見分け方はボリバン±1σの範囲内か否か)。
・トレンドとレンジは交互にやってくる。『下落、レンジ、再下落』と覚えておこう。
・上位足で下落→レンジ→再下落なら、下位足でも下落→レンジ→再下落という動きになっている(レンジのフラクタル)。
・レンジのブレイクアウトはボリバンではエクスパンションとして現れる。M30、M15でボリバンのエクスパンションが確認できれば、M5、M1のエクスパンションがブレイクアウトである可能性が高くなる。
◎エリオット波動論
・エリオット8波動:上昇5波+下降3波もしくは、下降5波+上昇3波。
・5波:推進波1→調整波2→推進波3→調整波4→推進波5
・3波:推進波a→調整波b→推進波c
・フラクタル構造:推進波の中も8波動から成る。
・ルール:
1)2波の終点は1波の始点は超えない。
2)4波の終点は1波の終点は超えない。
3)1,3,5波のうち3波が最短になることはない。
・推進波1:①1番短いことが多い、②打診買によるスタート、③直前のトレンドの調整波と思われている
・調整波2:①あたかも再下落かと思わせるような動き、②1波の上昇分の50-61.8%を戻す動き
・推進波3:①上昇5波の中で最も値幅が大きく、上昇or下降相場入りしたことが明らかになる、②3波の値幅は1波の1.618or2.618倍になることが多い
・調整波4:①4波の底値が1波の高値を下回ることは決してない、②4波の値幅は3波の38%以下。
・修正波5:①オシレーター系のテクニカルがダイバージェンスを認めることが多い、②5波は1波と同じ値幅になることが多い、ただし、3波が1波の1.618倍より拡大したときは2倍や2.618倍となる
・推進波a:この段階ではほとんどの投資家が強気で上昇or下降相場の調整と解釈されている。
・調整波b:①5波の終点を超えることがある(イレギュラーナップ)、a波の38,50,62,100%が目標になる。
・推進波c:1-5波の38,50,62%,a波の38,50,62,100,162%。
・ダイアゴナルトライアングル:5波とc波に見られる。5波は3波×5から成る上昇ウェッジ(弱気)、c波は3波×3から成る下降ウェッジ(強気)になりやすい。
・交代の法則:2波が単純波(5波+3波+5波)なら4波は複雑波(3波+3波+5波、3波×5)になる。2波が複雑波なら4波は単純波になる。
◎ボリンジャーバンド
・すべり台相場:±1σの外をレートが走る動き。上昇相場より下降相場の方が恐怖心を煽るので早く動く。
・ボリバンが使える条件
1)すべての時間軸でσが開いている
2)±1σの外にレートが推移
3)上位でのσの巻きが見えない
4)ボリバンラインとの間に伸びしろがある(±3σとの間に伸びしろがある)
ただし、意識ラインが他にある場合は除く
5)遅行スパンがレートよりも上にいる
6)赤色スパンがすべて上向き階段
・±1σ~±2σの間をレートが走っているときが理想的。ミドルラインに近づけば勢いが弱まり、±2σに近づけば勢いが強い。±2σの上を推移しているときは過熱相場。
・ボリバンが開きつつあり、前回安値をブレークしリトレースし下落が始まり、±1σの外を走っている時が理想的。
・ボリバンが開きつつあり、前回高値をブレークしリトレースし上昇が始まり、±1σの外を走っている時が理想的。
・+1σの上を走って上昇トレンドだったが、下げて-1σの外に出たときは調整局面。これが再び上げて+1σの上に出れば上昇トレンド継続。-1σの下を走るようになれば下落トレンドとなる。
◎スパンモデル
・一目均衡表をアレンジしたもの。
・青い雲は買いが優勢。赤い雲は売りが優勢。青線は短期、赤線は長期、遅行スパンは中期の流れ。
・トレンド転換点は雲の色が変わったとき(青→赤、赤→青)。
・レートが雲を抜けて、新しい雲に一旦吸い寄せられて、そこから脱出反転して前回高値or安値を超えたとき、トレンド転換し加速したと解釈する。
<<FX初心者覚書4>>
◎一目均衡表の基本
買いシグナルは1)転換線が基準線を上抜けたとき、2)遅行スパンがローソク足を上抜けたとき、3)ローソク足が雲を上抜けたとき
売りシグナルは1)転換線が基準線を下抜けたとき、2)遅行スパンがローソク足を下抜けたとき、3)ローソク足が雲を下抜けたとき
cf)
基準線(赤線)=(26日間の最高値+26日間の最安値)÷2
転換線(黄色)=(9日間の最高値+9日間の最安値)÷2
先行スパン1(グレー線)=(基準線+転換線)÷2を26日間先行させたもの
先行スパン2(青線)=(52日間の最高値+52日間の最安値)÷2を26日間先行させたもの
遅行スパン=当日の終値を26日遅行させたもの
・一目均衡表は日足をベースに作られたもの。H1やM5でも応用可能
・長期軸、短期軸ともにローソク足が雲上に来た⇒上昇トレンド発生
・長期軸、短期軸ともにローソク足の上に来た⇒上昇トレンド発生
・遅行線がローソク足に接近してくればトレンドの終わりが近い
・トレンド転換とは1)ローソク足が雲を抜けて、遅行線も雲を抜けて初めてトレンド転換となる。
・長期足で遅行線が雲を抜けて初めてトレンド転換と考える。
・遅行線がローソク足と離れていると遅行線がローソク足に近づくまでもみあい、調整局面が続く。
・三役好転とは1)転換線>基準線、2)遅行線がローソク足より上、3)ローソク足が雲より上。だが、遅行線も雲を抜けていると確実。
・一目均衡表はアジア時間が終わった午後3時から午後9時が有効。
・雲とは先行スパンAと先行スパンBから成る空間で、過去に取引された価格帯でそれを26日後にスライドさせたもの。現在の価格変動は過去の価格変動の影響を受けている。過去に取引された大口(投機筋や実需筋)の取引が起こった価格帯。⇒雲とは大口が取引した価格帯を指す。
・雲タッチし押し目買いは禁止。雲が厚いと反発することが多いがそうとは限らないので。
・雲が厚いとは価格帯の振れ幅、値幅の許容範囲が大きいということで、その価格トレンドが過去に発生した過去がある。
・雲が薄いとは、その価格帯で積極的な取引が行われなかったことを意味する。
・薄い雲をブレークすると一気に爆発して大きなトレンドになりやすい。
・遅行線がローソク足の上を超えた→上昇トレンド
・遅行線がローソク足の下に潜った→下落トレンド
◎三役好転
・三役好転の注意点:
1)基準線が上向きか横ばいであること
2)遅行線が雲を上抜けたらエントリーのサインとして確度が高い。
3)転換線と基準線がV字回復していると確度が高い。
・三役好転のダマシの回避:三役好転が起きた時に遅行線と雲との斜め距離が離れているとダマシの可能性あり。
・スーパー三役好転:三役好転+遅行線の雲の上抜け。
・トレンドが継続するかどうかは上位足での遅行線と雲の関係を見る。すぐ上に雲が来ているor雲で抵抗を受けているなら下位足でのトレンドは転換する可能性あり。
・下落トレンドでトレンド転換するかどうかは、その時点での遅行線とローソク足の距離が遠く、ローソク足と雲の距離が遠いときは下降トレンド継続の場合が多い。
・遅行線と雲が離れていても、雲が下がってきていて価格が横ばいに推移しても遅行線が雲を突き抜けるなら、その段階でスーパー三役好転になる可能性が高い。
・三役好転のダマシが少ないのは強いトレンドが出たとき。1日の中で一番ボラティリティが高い時間帯が三役好転の確度が高い。1日のうち1番ボラが高いのはロンドン時間(世界の通貨量の40%が取引される。NY時間は20%。東京時間はロンドンの6分の1)。
・スーパー三役好転の利食い目安:
1)ローソク足が転換線を割ったとき
2)ローソク足が基準線を割ったとき
3)ローソク足が雲を割ったとき
4)遅行線がローソク足を割ったとき
5)エントリーから9、17、26本目のローソク足
◎雲のねじれ
・ねじれは先行スパン1と2が交差し上下が入れ替わる地点のこと。ねじれの前後で雲の色が変わる。一般的に、ねじれが発生した場合にはトレンドが転換することが多い。
・ねじれが発生してから雲から大きく離れた場所にローソク足が位置しているときは、雲を大きく抜けて反転することは起こりにくい(確かなトレンドが発生した)。
<<FX初心者覚書5>>
・過去10年間で起きたドル円大値幅の日数
値幅:起きた日数
7円台:1日
6円台:0日
5円台:3日
4円台:2日
3円台:16日
2円台:32日
・基本戦略:「急激に安くなったら買って、反発で売る」「急激に高くなったら売って、反発で買い戻す」
・ドル円はユロドル、GOLD、日経、S&P。この4つの動きを見ておく。ユロドル、GOLDはドル円と逆相関。
・確認する事:
①前日の高値・安値
②今の価格が移動平均線より上?下?
③今の価格と移動平均線の乖離は?
④4時間足から見て今の価格は、高い?安い?
朝、昼、夜と大まかに①~④を把握する。
・知らなくて良い事/分からなくて良い事:
①IMMのポジション
②日経新聞
③機関投資家の動向
④オーダーブック
⑤アノマリー
・1時間足で最高値から急落し最安値をつけ、半分ほど戻ったところでレンジ形成し、どっちにいくかわからないときはエントリーせず放置する。
・短期MA、中期MA、長期MA、ローソク足が重なり合っているときはエントリーせず放置する。
・ボラが低いとき、朝6-9時、金曜の15時以降、雇用統計の前はエントリーせず放置する。
・長い下ヒゲ、包み足、大陽線がでたら、その下が損切りライン。
・短機関で上昇した後、急落し200EMA(1時間足、4時間足)との乖離が生まれたところで売り、買いでエントリー。上昇し始めたレートを1、最高値を0とし、1.382-1.618の間で反転を狙ってエントリーする。1.618-2.000,2.000-2.382も反転ポイント。反転ポイントには1時間足で包み足や長い下ヒゲが出現する。
・1時間足、4時間足で直近1週間の平均値幅の1.5倍もしくは100pips以上が乖離の目安。
・上がり過ぎ、下がり過ぎかもの基準(ドル円):
①1日の値幅が100pips以上(乱高下の時は除く)
②1時間の値幅が40pips以上
③4時間の値幅が80pips以上
④200EMAとの乖離が100pips以上
・水平線はプライスアクションが大きいところに引く。反発し大きく上昇しているところ。
・『ゆっくりと時間を掛けて50pips上昇する』方が『短時間で50pips上昇する』よりモメンタムが強い。短時間で大きく上昇するとその後急落も大きい。
・ジリジリと上昇が続いてる時は、潜在的に大きな下落の力が蓄えられている。
・逆にドーンと短期的に強い上昇の時は、瞬発的に大きな下落の力がある。
・1時間足の大陽線は5分足で確認しじわじわ上昇している場合は強い上げ、5分足で急激に上げている場合は弱い上げ。
・4時間足の長いヒゲは「転換」、「反発が強い」、「ロスカット刈り」のサイン。
・レンジのちょっと下にロンガーの損切ライン、ちょっと上にショーターの損切ライン。これらの損切ラインを一気に刈った後は反転しやすい。
<<FX初心者覚書6>>
◎ボリンジャーバンドの原理
1日目終値:100円
2日目終値:102円
3日目終値:104円
4日目終値:103円
5日目終値:105円
6日目終値:108円
7日目終値:109円
8日目終値:107円
9日目終値:105円
10日目現在値値:108円
10日間の平均値は、(100+102+104+103+105+108+109+107+105+108)÷10=105.1円。つまり10日目の10SMAは105.1。これがボリンジャーバンドのミドルラインにあたる。
正規分布では標準偏差をσとすると、平均値±1σの範囲中に全体の約68%、平均値±2σに全体の約95%、平均値±3σの中に全体の約99.7%が分布する。
標準偏差σとは、平均値に対するばらつきを数値化したもので、√{(データ値-平均値)^2の総和/データ数}で表す。平均値との差がマイナスでも足せるように一旦2乗して正の数に直して総和を計算し、その後平方根を求めることでもとの次元に戻している。
10日間の標準偏差σを計算すると、
{(100-105.1)^2+(102-105.1)^2+(104-105.1)^2+(103-105.1)^2+(105-105.1)^2+(108-105.1)^2+(109-105.1)^2+(107-105.1)^2+(105-105.1)^2+(108-105.1)^2}÷10=(26.01+9.61+1.21+4.41+0.01+8.41+15.21+3.61+0.01+8.41)÷10=7.69→σ=√7.69=2.77
10日目の終値は、105.1±2.77円に約68%の確率で収まる、105.1±2.77×2円に約95%の確率で収まる、105.1±2.77×3円に約99.7%の確率で収まると予想される(あくまでレートが正規分布に従うという仮定)。レンジ相場では正規分布に近づく。
<<FX初心者覚書7>>
・上位足は1時間足、4時間足、日足、週足。下位足は1分足、5分足、15分足。
◎水平線
・水平線の引き方
1)1時間足で21日分を表示し、何回も反転しているポイントに水平線を引く。
2)各水平線が同じような値幅になるように引く。
3)水平線と水平線の間に半値のラインを引く。
・逆張りをする時は水平線での反転(WトップやWボトム、三尊や逆三尊、包み足など)を確認してからエントリーする。
・順張りをする時は水平線をしっかりブレイクしたことを確認してからエントリーする。次の水平線まで行くことが多い。
・水平線に近づいたときに、オシレーターが買われすぎ、売られすぎを示しているなら反転する可能性が高い。逆にオシレーターに余裕があるときはブレイクする可能性が高い。
・水平線をブレイクすることが多い条件
1)オシレーターに余裕があるとき。
2)市場が始まる時間帯。
3)上位足のトレンドの方向と合っているとき。
4)経済指標の発表の時間帯。
・水平線をブレイクしづらい条件
1)オシレーターが買われすぎ、売られすぎを示しているとき。
2)GWや年末年始など薄商いのとき。
3)市場が始まった後の落ち着いた時間帯。
4)オシレーターでダイバージェンスが見られるとき。
5)長い上ひげ、下ひげが出たとき。
◎トレンドライン
・2回の高値、2回の安値で引けるので、3回目の反発を狙うと良い。
・トレンドラインは3回目は反転することが多い。4回目は抜ける可能性あり。
・最高値から次の高値に引く。最安値から次の安値を引く。ひげ、実体両方に引く。
・トレンド転換した高値、トレンド転換した安値にも引いてみる。
◎ダウ理論
・「高値更新=上昇トレンド」、「安値更新=下降トレンド」
・上昇トレンド中に高値切り下げ→いったん横ばいか下目線。しかし安値が切り上がってるうちは再度上昇の可能性あり。
・下降トレンド中に安値切り上げ→いったん横ばいか上目線。しかし高値が切り下がっているうちは再度下降の可能性あり。
・上昇トレンド中は高値が切り下がるまではショートしない。
・下降トレンド中は安値が切りあがるまではロングしない。
◎ボリンジャーバンド
・ミドルライン(ML)が上向きなら上昇トレンドで押し目買い、下向きなら下降トレンドで戻り売りを狙う。
・スクイーズしてるなら±2σ内でのレンジの動きを想定しレンジ上限or下限での反発を狙う。
・上位足で上昇トレンドなら下位足でスクイーズしレンジ下限にきたら押し目買いを狙う。
・下位足でスクイーズしていて、±2σ内でレンジの動きをしていても、ミドルラインや±1σで抵抗にあって反転し、そのまま新たなトレンドが発生することが多い。
・バンドウォークはトレンドの勢いが強いので順張りでエントリーする。逆張りは危険。
・バンドウォークの最中に平行チャネルの上限or下限をブレークしたときはバンドウォークが終わった可能があるが、MLで反発することもあるので、MLで反発し直近最高値or最安値を超えたときにバンドウォークの終わりと考えて逆張りをする。
(ささっち)
・スクイーズしているときに直近高値、直近安値更新が出たらエクスパンションになる可能性あり。
・上位足でスクイーズ、下位足でエクスパンションはトレンド転換の可能性あり、反転を狙って逆張り。難易度高い
・上位足でエクスパンション、下位足でスクイーズはトレンドに乗って順張り。難易度低い。
<<FX初心者覚書8>>
◎プライスアクション
・4時間足以上(日足、週足、月足)で確度が高い。
①ピンバー:高値圏、安値圏での転換を示唆。小さい実体に長い上ひげor下ひげ。上値or下値が重い。
②スパイクハイ:高値圏でピンバーが出現し、陰線が続く。転換を示唆。
③スパイクロー:安値圏でピンバーが出現し、陽線が続く。転換を示唆。
④アウトサイド(包み足):高値圏や安値圏で前回のローソク足を包み込むローソク足。転換を示唆。
⑤インサイド(はらみ足):前回のローソク足に収まるローソク足。インサイドから抜けたらブレイクする。下抜けたら損切を巻き込んで上昇。上抜けたら損切を巻き込んで下落。
⑥強気リバーサル:前回ローソク足の安値を更新したが、その後上昇し前回ローソク足の高値を超えた状態。転換し上昇を示唆。
⑦弱気リバーサル:前回ローソク足の高値を更新したが、その後下落し前回ローソク足の安値を超えた状態。転換し下落を示唆。
⑧フェイクセットアップ:レンジを抜けたと思ったら、その逆に勢いよくブレイクしていくプライスアクション。いわゆるだまし。
⑨フォールスブレイクアウト:前回の安値、高値を超えてブレイクアウトしたと思ったら、長いひげを出して逆方向に上昇or下落していくプライスアクション。
⑩スラストアップ:前回ローソク足の高値より次のローソク足の終値が高い状態。ひげが目立たなくなる。買いの勢いが強いことを示唆。
⑪スラストダウン:前回ローソク足の安値より次のローソク足の終値が低い情。ひげが目だなくなる。売りの勢いが強いことを示唆。
⑫ランウェイアップ:陽線のローソク足の高値が過去5本程度のローソク足の高値よりも高く、そのローソク足の安値が未来5本程度のローソク足の安値よりも安い場合。買いの勢いが強い状態。
⑬ランウェイダウン:陰線のローソク足の安値が過去5本程度のローソク足の安値よりも低く、そのローソク足の高値が未来5本程度のローソク足の高値よりも高い場合。売りの勢いが強い状態。
<<FX初心者覚書9>>
・上値のトレンドラインを引いて、そのラインと平行になるように下値ラインを合わせてみる。
・トレンドラインに近づいたら反発を想定して逆張りで入る。
1)
・証拠金50万、5枚(レバ10倍)なら100円で購入し1円上がれば5万。1銭上がれば500円。3銭上がれば1500円(私の例)。
・証拠金5000万、500枚(レバ10倍)なら100円で購入し1円上がれば500万。1銭上がれば50000円。3銭上がれば150000円(Akiさんの例)。
・各通貨の動きをリアルタイムで見ることでくせをつかむことが重要。
例)豪ドルはじりじり下げると節目を割ることが多い。
・1時間足で4日分、5分足で半日分を表示。
・1時間足で3日続くTL、5分足で6時間続くTLを重視。
・1時間足のTLでの反発タイミングで逆張り。5分足のTLは損切ライン。売りなら5分足のMAより上、買いなら5分足のMAより下になったところで入る。
・5分足で25MA、75MAより上であれば1時間足TLに近づけば売り。
・下落中は5分足で高値を結ぶ半日程度続くTLと平行ラインを安値に合わせて、25MAより下になり、そのラインでの反発を狙って逆張り。
・5分足の6時間続くTLにタッチで反転は1回目は有効。2回目は抜けることあり。
・その日に同じ動きをしてるところ見る。同じ1時間足TLで反転した後どのように動いたかを見て、それと同じ動きなることが多い。
例)前回、下落中に押し目買いが入ってるレートと同じレートで押し目買いが入る可能性が高いので、そこに来たらロングで入って2-3pips抜く。
2)
・三角もちあいの中に入ると、三角もちあいの中で上下する確率が高い。
3)
・ポンド円が急上昇、急下落するとユーロ円も同じ動きをすることが多い。ポンド円が反発すればその後ユーロ円も反発することが多い。
・クロス円を見ることが重要。ユーロ円、ポンド円が急上昇、急下落した後豪円が遅れて同じ動きをすることが多い。
4)
・下目線の時は皆が「上がれば売り」を繰り返す。その時に上値のTLを抜いた時は下目線が終わって、直近高値の水平線を超えると損切りロスカットを巻き込んでさらに上の水平線を超えるかもしれない。
・上値抵抗のTLと平行に下値1、より安い下値2に合わせて下値1のTLで反発しなければ下値1TLへのBOTを想定して下値1と下値2の間でナンピンする。もしくは下値1TLを超えて、下値2TLでの反発を考える。
<<FX初心者覚書10>>
◎前週分対外対内証券売買契約等の状況
・前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・「中長期債」とは、原契約上の発行から満期までの期間が1年超の証券(国債、政府機関債、国際機関債、地方債、金融債、社債、円建外債等)をいう。
・ネットのプラスは取得超・買い越し、マイナス(-)は処分超・売り越し。国内、海外の機関投資家が国債や株を買い越したか売り越したかのデータ。
<<FX初心者覚書11>>
◎グランビルの法則
1)買いポイント
・MAが下落した後、横ばいか上昇になり、価格(ローソク足)がMAを上抜けたとき買い。
・MAが上向きで、価格が下抜けたとき、反転を狙って買い。
・MAが上向きで、価格が下降し、MAで反転し再度上昇したとき買い。
・MAが上向きから下向きになり、価格がMAから大きく下がり、そこから切り返したときに買い。
2)売りポイント
・1)の逆。
◎グランビルの法則の応用(20SMA,40SMA,75EMAを使う)
1)上昇に転じやすい形
・75EMAの上で20SMAと40SMAが両方ともクイッと上を向いたとき。
・20SMA,40SMA,75EMAがすべて緩やかに上がっていくとき(パーフェクトオーダー)。
・75EMAの上で20SMAが40SMAを下抜けしたものの再び上抜けしてパーフェクトオーダーになったとき。
・一度下向きのパーフェクトオーダーになるが、価格が下がりきらず、再び20SMAの上に価格が乗った時。
2)下降に転じやすい形
・1)の逆。
<<トレンド転換の徴候>>
◎トレンド転換の徴候(下降から上昇への変化)。
短期線は5MA/10MA、中期線は20MA、長期線は75MAを想定。
1)短期線より価格が乖離し下がる
2)価格が短基線を上抜けて短期線を下回らずに反転上昇(RSIブレイク)
3)短期線が中期線をゴールデンクロス
4)価格が伸びるが長期線を一旦上抜けるが短期線が長期線で反転し下落
5)短期線が中期線をデッドクロス
6)長期線が下がってきて短期線、中期線、長期線がもみあいながら並列になる(レンジ形成。この期間が長いほどその後の上昇トレンドが強い。ボリンジャーバンドはスクイーズし、RSIは高くもなく低くもない)
7)価格が短期線を下回って短期線を下げた後、短期線が中期線、長期線をゴールデンクロス
8)短期線の上で価格が反転上昇し、短期線、中期線、長期線がパーフェクトオーダーになる
9)上昇トレンドの完成
注意)トレンド転換の徴候(上昇から下降への変化)は下降から上昇への変化より速く進行する。上昇トレンドの最中に価格が上昇平行チャネルの半値ラインで反転したり、平行チャネルの上限に到達せずに平行チャネルを下にブレイクする、短期線を価格が割って来る、ボリンジャーバンドの+1σを上抜けできずに下落する、などの徴候を見る。急降下している最中は短期線、中期線がともに下降し長期線を一気に下抜けるが、200MAでは一旦反発することが多い。ただし、最高値をつけて急降下した場合は、必ずその価格帯を上抜けることができないことを確かめに上昇し、短期線、中期線、長期線のもみあい並走が起きてから下落する(このフェーズは上昇フェーズと同様の逆の動き)。
◎MAを4本表示する
---------------以下をコピペ---------------
//@version=3
study( "4MA" ,overlay=true )
price = input( close ,title="計算の対象" )
length1 = input( 10 ,title="算出する期間" )
length2 = input( 20 ,title="算出する期間" )
length3 = input( 90 ,title="算出する期間" )
length4 = input( 200 ,title="算出する期間" )
ema1 = ema ( price ,length1 )
sma2 = sma ( price ,length2 )
sma3 = sma ( price ,length3 )
sma4 = sma ( price ,length4 )
plot( ema1, linewidth=3, color=maroon )
plot( sma2, linewidth=3, color=red )
plot( sma3, linewidth=3, color=green )
plot( sma4, linewidth=4, color=yellow )
---------------以上をコピペ---------------
◎ボリンジャーバンド3本表示する
---------------以下をコピペ---------------
//@version=3
study( "BB" ,overlay=true )
price = input( close ,title="計算の対象" )
length = input( 20 ,title="算出する期間" )
sma = sma ( price ,length )
dev = stdev( price ,length )
plot( sma, linewidth=3, color=red )
plot( sma + dev, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma + dev * 2, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma + dev * 3, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma - dev, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma - dev * 2, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma - dev * 3, linewidth=1, color=aqua )
---------------以上をコピペ---------------
◎ボリンジャーバンドと3本のMAを表示させる
---------------以下をコピペ---------------
//@version=3
study( "BB+3MA" ,overlay=true )
price = input( close ,title="計算の対象" )
length1 = input( 20 ,title="算出する期間" )
length2 = input( 10 ,title="算出する期間" )
length3 = input( 90 ,title="算出する期間" )
length4 = input( 200 ,title="算出する期間" )
sma1 = sma ( price ,length1 )
ema2 = ema ( price ,length2 )
sma3 = sma ( price ,length3 )
sma4 = sma ( price ,length4 )
dev = stdev( price ,length1 )
plot( sma1, linewidth=3, color=red )
plot( sma1 + dev, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma1 + dev * 2, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma1 + dev * 3, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma1 - dev, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma1 - dev * 2, linewidth=1, color=aqua )
plot( sma1 - dev * 3, linewidth=1, color=aqua )
plot( ema2, linewidth=3, color=maroon )
plot( sma3, linewidth=3, color=green )
plot( sma4, linewidth=4, color=yellow )
---------------以上をコピペ---------------
◎RSIとMACDを同時表示
---------------以下をコピペ---------------
//@version=3
study(title="MACD + RSI", shorttitle="MACD+RSI")
// MACD
src = input(title="Source", type=source, defval=close)
fast_length = input(title="MACD Fast Length", type=integer, defval=12)
slow_length = input(title="MACD Slow Length", type=integer, defval=26)
signal_length = input(title="MACD Signal Smoothing", type=integer, minval = 1, maxval = 50, defval = 9)
sma_source = input(title="MACD Simple MA (Oscillator)", type=bool, defval=false)
sma_signal = input(title="MACD Simple MA (Signal Line)", type=bool, defval=false)
// Plot colors
col_grow_above = #26A69A
col_grow_below = #FFCDD2
col_fall_above = #B2DFDB
col_fall_below = #EF5350
col_macd = #0094ff
col_signal = #ff6a00
// Calculating
fast_ma = sma_source ? sma(src, fast_length) : ema(src, fast_length)
slow_ma = sma_source ? sma(src, slow_length) : ema(src, slow_length)
macd = fast_ma - slow_ma
signal = sma_signal ? sma(macd, signal_length) : ema(macd, signal_length)
hist = macd - signal
plot(hist, title="Histogram", style=columns, color=(hist>=0 ? (hist[1] < hist ? col_grow_above : col_fall_above) : (hist[1] < hist ? col_grow_below : col_fall_below) ), transp=0 )
plot(macd, title="MACD", color=col_macd, transp=0)
plot(signal, title="Signal", color=col_signal, transp=0)
// RSI
len = input(14, minval=1, title="RSI Length")
up = rma(max(change(src), 0), len)
down = rma(-min(change(src), 0), len)
rsi = down == 0 ? 100 : up == 0 ? 0 : 100 - (100 / (1 + up / down))
scale = 0.0005
move = 0.05
plot(((rsi-50)*scale)-move, color=purple)
band1 = hline(((20)*scale)-move)
band0 = hline(((-20)*scale)-move)
fill(band1, band0, color=purple, transp=95)
---------------以上をコピペ---------------
◎MACD+RSI(改良版)
---------------以下をコピペ---------------
//@version=3
study(title="MACD + RSI", shorttitle="MACD+RSI")
// MACD
src = input(title="Source", type=source, defval=close)
fast_length = input(title="MACD Fast Length", type=integer, defval=12)
slow_length = input(title="MACD Slow Length", type=integer, defval=26)
signal_length = input(title="MACD Signal Smoothing", type=integer, minval = 1, maxval = 50, defval = 9)
sma_source = input(title="MACD Simple MA (Oscillator)", type=bool, defval=false)
sma_signal = input(title="MACD Simple MA (Signal Line)", type=bool, defval=false)
// Plot colors
col_grow_above = #26A69A
col_grow_below = #FFCDD2
col_fall_above = #B2DFDB
col_fall_below = #EF5350
col_macd = #0094ff
col_signal = #ff6a00
// Calculating
fast_ma = sma_source ? sma(src, fast_length) : ema(src, fast_length)
slow_ma = sma_source ? sma(src, slow_length) : ema(src, slow_length)
macd = fast_ma - slow_ma
signal = sma_signal ? sma(macd, signal_length) : ema(macd, signal_length)
hist = macd - signal
plot(hist, title="Histogram", style=columns, color=(hist>=0 ? (hist[1] < hist ? col_grow_above : col_fall_above) : (hist[1] < hist ? col_grow_below : col_fall_below) ), transp=0 )
plot(macd, title="MACD", color=col_macd, transp=0)
plot(signal, title="Signal", color=col_signal, transp=0)
// RSI
len = input(14, minval=1, title="RSI Length")
up = rma(max(change(src), 0), len)
down = rma(-min(change(src), 0), len)
rsi = down == 0 ? 100 : up == 0 ? 0 : 100 - (100 / (1 + up / down))
scale = 0.0005
move = 0.05
plot(((rsi-50)*scale), color=red)
band1 = hline(((20)*scale))
band0 = hline(((-20)*scale))
fill(band1, band0, color=purple, transp=95)
---------------以上をコピペ---------------
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