ページビューの合計

2017年4月4日火曜日

☆ステロイド外用薬について
・ステロイド外用薬
I群:ストロンゲスト:デルモベート、ダイアコートetc
II群:ベリーストロング:フルメタ、アンテベート、リンデロンDPetc
III群:ストロング:フルコート、リンデロンVetc
IV群:マイルド:リドメックス、ケナコルトA、キンダベートetc
V群:ウィーク:プレドニゾロンetc
・外用薬の副作用
皮膚萎縮、毛細血管拡張、ステロイド紫斑、ステロイド紅潮、皮膚萎縮線条、多毛症、ざ瘡、ニキビダニ性ざ瘡、酒さ様皮膚炎、口周囲皮膚炎、乾皮症(皮膚のバリア機能を低下させる→保湿剤も併用する)、色素逸脱(I群を長期に使用すると生じる→可逆性、色素沈着は外用薬にはない副作用)、感染症
・一過性か慢性か、重症度、部位(経皮吸収は顔面や鼠径部は高い)、剤形
・小児、老人は弱めに、顔面特に口周囲、頬部は副作用に注意、前額部は苔癬化しやすいので苔疥癬化してる場合はI群が必要
☆薬疹について
・薬疹の原因は鎮痛剤、けいれん薬、抗生物質、抗がん剤など
・重症な薬疹:Stevens-Johnson症候群(口唇、陰部、眼の粘膜がただれてくる、むずがゆい、発熱あり、皮疹は体表面10%以下、TENに進行する)、TEN型薬疹(広範囲な紅斑、全身10%以上の表皮の壊死性障害による水疱、表皮剥離、びらん)、DIHS(薬剤過敏性症候群:高熱と臓器障害を伴い、薬剤中止後も遷延化する、発症2-4週間でHHV-6再活性化を生じる)
・DIHSの診断基準:原因薬剤中止後2週間以上遷延、38℃以上の発熱、肝機能異常、血液学的異常(WBC>11000,異型リンパ球5%以上、好酸球>1500)、リンパ節腫脹、HHV-6再活性化
・DIHSの原因薬剤:カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、ゾニサミド、ダブソン、サラゾスルファピリジン、メキシレチン、アロプリノール、ミノサイクリン、分子標的薬
・降圧薬による光線過敏症もある

0 件のコメント: