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2022年7月26日火曜日

緊急避妊薬(アフターピル)

☆緊急避妊薬(アフターピル)
・黄体ホルモン剤。商品名はノルレボ(1.5mg)(ゾロはレボノルゲストレル)。1錠15000円。ゾロは1万円ほど。
・性交後72時間以内なら妊娠阻止率70%以上。ノルレボは妊娠率0.7%、阻止率は90.1%。120時間以内であれば避妊効果あり。
・妊娠中絶薬ではない。
・従来はヤッペ法(中用量ピル2錠→12時間後にさらに2錠。阻止率が低く、嘔気嘔吐も強い)。
・効果:�排卵を遅らせる、�子宮内膜の増殖を防ぎ着床を防ぐ
・副作用:嘔気、嘔吐、頭痛、倦怠感、乳房圧痛、生理不順、下腹部痛、不正出血、浮動性めまい、傾眠。
。併用注意:抗けいれん薬(フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、カルバマゼピン)、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル)、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エファビレンツ)、リファブチン、リファンピシン。
・服用後、生理予定日の出血があった、服用10日前後に少量の出血(消退出血)があった場合は避妊成功。確実なのは性交3週間後に妊娠検査薬で確かめる(経腟エコーで子宮内膜が増殖期にないことを確かめる)。
・ノルレボ服用後に妊娠した場合でも胎児への影響はない。
・ノルレボにより排卵が遅延することもあるので、その後は消退出血があるまでは性行為をしない。
・ノルレボを服用後に性行為をする場合は服用翌日からOC(低用量ピル)を服用し、その後はOCを継続する。
・緊急避妊法は緊急避妊ピルと緊急避妊リング。緊急避妊リングは銅付加のリング(Cu-IUD)。ミレーナは銅付加ではないが避妊率が高い。
・緊急避妊リングは性行為から120時間以内に装着。一度挿入すれば、数年にわたり避妊が可能。価格は2〜5万円ほど。
・生理中でも絶対妊娠しないとは言えずアフターピルを渡さなかったことについてクレームがつき兼ねない。

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