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2011年6月3日金曜日

・TCAサイクルが回らない→AchCoAが余る→アセト酢酸、アセトン、βヒドロキシ酪酸が増加→ケトーシス
 ただし、ケトン体はC=OがCとCの間にあるもので、βヒドロキシ酪酸はケトン体ではない
・低K血症:腎性尿崩症、筋力低下、QT延長、インスリン分泌能低下→耐糖能障害、高脂血症
・代アシ持続→PTH分泌亢進→①骨の脱灰(小児くる病、成人骨軟化症)②P,HCO3再吸収抑制→血中高Ca、低P→尿中高Ca、高P→尿路結石(痛い)、腎石灰化(痛くない)
・RTAⅠ
 遠位からH分泌障害(代アシ)→遠位上皮内がプラス化→Na再吸収低下、K分泌亢進→アルド増加→Naなんとか正常、低K拍車
・RTAⅡ(アセタゾラミド使用時)
 近位からのNa,HCO3再吸収障害(代アシ)→アルド増加→Na,Hはなんとか正常、低K拍車→尿路結石や腎石灰化はない、症状は低K症状だけ
・RTAⅠの代アシは重篤→過換気で代償できない
 RTAⅡの代アシは軽症→過換気で代償できる
・Batter(フロセミド使用時)
 ループ上行脚からNa,Ca再吸収障害→低Naで低血圧になるところ、アルド増加で血圧維持→代わりに低K、代アル
・Gittelman(サイアザイド使用時)
 遠位のNa,Mg再吸収、Ca分泌障害→低Mg血症(テタニー)、低Ca尿症、低Naで低血圧になるところ、アルド増加で血圧維持→代わりに低K、代アル
・RBF測定→レノグラム(99mTc-DTPA)
 RPF測定→パラアミノ馬尿酸クリアランス
 GFR測定→イヌリン、クレアチニン、チオ硫酸Naクリアランス
・間質性腎炎は血尿稀、無菌性膿尿(死菌で抗体に覆われて検出できない)
・血中補体価低下→AML:A=AGN、M=MPGN、L=ループス腎炎(AGNは一過性、MPGNは持続性、ループス腎炎は活動期→SLEは補体価を活動性の指標にする)
・アルミニウムはトランスフェリンで運ばれる→貧血ではfreeトランスフェリン増加→アルミニウム脳症なりにくい

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