★デキスターで血糖値測定し、緊急一般の採血(T-bil,Cre,BUN,TKB,Na,K,Ca,Mg,TSH,freeT3/T4,ACTH,cortisol,CRP,WBC,neutrophil,)と頭部CT,頭部MRIを行う。項部硬直あれば腰椎穿刺も必要(老人は筋鉤縮あれば全部の方向で首が硬い)。
☆JCSの記載はJCSⅠ-3-A/R/I(aparic安静/restless暴れている/incontinence尿失禁)等の様にする。
☆意識障害+心機能低下なら心原性ショック以外は頭(意識障害)を優先する。
★まず低血糖否定。血糖値50以下なら、50プロツッカー(50%ブドウ糖液20ml)2A+アリナミン(ビタミンB1)2ml5A静注。
☆眩暈、嘔吐、後頸部痛伴うものはDWI、MRA、頸椎2方向(CTでも可能)が必要。
☆頸椎で椎間板が狭小化している頸椎の上下に頚部前屈位ですべり症が起きる可能性がある(あれば椎骨脳底動脈系のTIAの疑いが強い)。頸椎正面で頚動脈の石灰化が見えることもある。
☆AIUEOTIPS
①Alcohol⇒Wernicke脳症忘れるな、B1を1日100mg投与する(ビタメジン1Vを輸液に混注する)。
②Insulin⇒DKA、HONK、低血糖
③Uremia⇒尿毒症、劇症肝炎
④Encephalopathy⇒特発性/症候性癲癇、脳炎、高血圧性脳症
⑤Electrolytes⇒低Na血症、高Ca血症
⑥Endocrine⇒下垂体、甲状腺、副腎
⑦Trauma
⑧Temperature
⑨Infection⇒sepsisないかSIRSチェック
⑩Psychiatry⇒drop hand test、”手で開眼させても話すとぱっと閉じる”
⑪Porphilia
⑫Seizure⇒痙攣の目撃がないか。2回目以降なら癲癇(原因分かれば症候性癲癇、原因不明なら特発性癲癇)
⑬Stroke⇒TIA(ABCD2スコア:エービーシーディースクエアスコア)
⑭SAH⇒瞳孔左右差+交代性片麻痺あればテント切痕ヘルニアの可能性あり、緊急脳外科call。外傷性であれば部分的SAH、動脈瘤破裂では心電図異常も出るし、CPAにもなる。
cf)ABCD2スコア(エービーシーディースクエアスコア)
<TIAでの入院基準>
A(Age):60歳以上なら1点
B(BP):SBP140以上またはDBP90以上で1点
C(Clinical symptom):片麻痺あれば2点、構音障害あれば1点
D(Duration):持続時間が60分以上なら2点、10-59分なら1点、10分未満なら0点
D(DM):糖尿病あれば1点
4点以上で2日以内の脳梗塞発症リスク4%なので入院
cf)MRIの見方
DWIでhigh/ADC活性DWIでiso-lowなら新鮮脳梗塞
T1low/T2highなら陳旧性脳梗塞
T1/T2/T2starでlowなら陳旧性出血
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