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2011年4月14日木曜日

高脂血症
・家族性(1次性):Ⅰ型、Ⅲ型はAR、他はAD
・2次性:糖尿病、甲状腺機能低下症、Cushing症候群、糖原病、末端肥大症、ネフローゼ症候群、閉塞性黄疸、PBC、酒、サイザイド、βブロッカー
・診断手順:LDL>140、TG>150、HDL<40→リポ蛋白電気泳動→Ⅰ~Ⅴ型決定→家族歴調査、続発性除外→家族性
・治療
 食事療法→Ⅰ、Ⅴ型は中鎖脂肪酸補給、Ⅲ型は食事療法の効果が大きい
 運動療法→TGが高い型に有効、動的運動2単位(160kcal)、静的運動1単位(80kcal)
・薬物療法
 TGを下げる:ニコチン酸誘導体、クロフィブラート(肝PPARα活性化→脂肪酸合成抑制、分解促進)
 Cholを下げる:コレスチラミン(陰イオン交換樹脂、腸管で胆汁酸とCholを吸収)、プロブコール(LDLを下げる)、HMG-CoA還元酵素阻害薬(=スタチン系、水溶性のプラバスタチン、脂溶性のシンバスタチン)
・副作用
 HMG-CoA還元酵素阻害薬→横紋筋融解
 クロフィブラート→胆石、HMG-CoA還元酵素阻害薬併用で横紋筋融解
 コレスチラミン→脂溶性ビタミン吸収障害
・血漿浄化:血漿交換、二重濾過法、吸着法

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