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2013年7月22日月曜日

<裂創/切創>
☆創傷処置
 ①麻酔してから水道水で洗浄
 ②テープで寄せてワセリン塗布する。もしくは縫合
 ③縫合
  ・1%キシロカイン(極量0.7ml/kg)を創内に麻酔
  ・陰圧にして静注になっていないか確認
  ・4-0ナイロン等でマットレス縫合か単縫合
  ・顔面などは6-0ナイロン
  ・創部が濡れないようにそのままにして2日後受診を指示
  ・1週間後に抜糸(関節など緊張かかる部位は10日)
  ・抗生剤はオーグメンチン250mg4錠分4を5日分など
  ・痛み強いならカロナールを処方
  ・口腔内など粘膜面は4-0polysorbで縫わないとちくちくするので注意
☆指の切創は局所麻酔ではなく指の根本を伝達麻酔しないと痛い。指の根元の片側にブルー針で深く刺して2ml、針を浅くして2mlもう一方にも同様。
☆小児の指の切創はステーリー固定でもOK。
☆頭の創はステープラー固定でもOK。
☆顎の裂創はテープで寄せてデュオアクティブで固定してもOK。
☆深い場合は、麻酔の前にまず神経損傷ないかチェック。
☆創が大きく深い時は、深いところまで清潔手袋で指を入れて生食で洗浄し、皮膚が残っていない場合も寄せて閉鎖する(デブリしてマットレス必須、ペンローズ/サランラップ/ナイロン糸(シルク等の縒り糸はだめ)も留置する→皮膚に1針縫い付けると良い)。
☆動物咬傷など汚染創なら麻酔後、歯ブラシでデブリ、open woundのまま破傷風トキソイド(ハトキ)を受傷時/1M後/1年後に筋注(中学生までならDPTワクチンをしているなら必須ではない)。抗生剤はオーグメンチン250mg4錠分4を5日分処方し、毎日外来で洗浄する。
☆挫滅創は、待合でキシロカインゼリーを塗布してサランラップして麻酔してから、十分に洗浄して薄くワセリンを塗布しカルトスタットを充填し、包帯固定。2日後受診を指示。
☆静脈瘤による出血は鎮子固定もしておく。必要なら縫合も。

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