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2013年7月18日木曜日

<失神>
★失神とは、数秒~数分の意識消失で自然に完全回復するもの、を指す。”ふらついて倒れた”、”すぐに自然に意識が戻った”と言うことが多い。
☆症候性癲癇を否定するためには痙攣の有無に関して周囲の目撃証言が重要になる。
☆冷汗、嘔気、眩暈(浮遊感)、ふらつきなどの前駆症状がない場合や仰臥位失神では、心血管性失神(AVB,SSS,AS/AR,除脈を伴ったAf,HOCMなど)を考えて、心電図、採血、胸写をして、CHESSがなければ帰宅可能(congestive heart failure,Ht<30%,EKG,SBP<90mmHg,shortness of breath)。
☆前駆症状あれば、ほとんどが迷走神経反射や起立性失神(出血、貧血、脱水)。洞性頻脈や起立負荷でふらつき、嘔気、20以上の脈拍と血圧変化ないかチェックする。
☆迷走神経反射にはアトロピン0.5mgを輸液に混注して点滴も良い。
☆失神の原因としてのTIAは1%であり、ほとんどない(大脳皮質や脳幹を支配する大きな血管が詰まって再開通などありえないし、脳底動脈閉塞なら麻痺や小脳症状が必ずあるはず)。
☆Afと徐脈はTIAよりも心血管性を強く疑うパターン。
☆TIAによる意識障害は少なくとも30分以上持続するし、他の麻痺など神経所見を必ず伴う。それでもTIAを疑うなら、MRA,DWI,頸椎XRを行う。

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