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2013年7月19日金曜日

<嘔吐>
☆嘔吐のみの若い人は急性虫垂炎/DKAかも。
☆中年以降は心筋梗塞と大動脈解離に注意する。
☆嘔吐したらCl低下でHCO3上昇(下痢はHCO3低下)。
☆内服は無理なら3号液などの点滴を行う。血圧低下や洞性頻脈あるときは外液投与を。
☆嘔吐の原因:
 ・消化管⇒プリンペラン1A i.v./ナウゼリン坐薬
 ・GRED⇒タケプロン,ランソプラゾール,オメプラール等。ラクテック混注は沈殿する。
 ・脳圧↑や小脳出血⇒頭部CT
 ・片頭痛⇒マクサルト1錠(5HT1作動薬)
 ・前庭系⇒アタラックスP、H1拮抗薬
 ・DKA⇒BS↑、尿中ケトン体↑、代謝性アシドーシス。生食とインスリン持続投与。
 ・妊娠悪阻⇒ブドウ糖+B1を投与。頭部CTにて両側視床にhigh intesityないか見る。
 ・腸閉塞⇒腹部術歴ある老人。プリンペランは禁忌。NG挿入で胃液を回収し悪化を防ぐ。腸閉塞があり、小腸と盲腸と上行結腸の拡張なら麻痺性イレウスで急性虫垂炎や憩室穿孔を探し、小腸だけの拡張なら外ヘルニア(鼠径ヘルニア/大腿ヘルニア/閉鎖孔ヘルニア)や癒着性イレウス(closed loopやbeak sign)を探し、盲腸や上行結腸だけの拡張と下行結腸の虚脱なら大腸癌等の閉塞を探す。

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