急性冠症候群
80%→不安定プラークの破綻
20%→血管内皮のびらんによって血栓形成
数%→冠スパスム
・分類
・急性心筋梗塞=トロポニンT/I↑(非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞)
・不安定狭心症=トロポニンT/I上昇なし
・虚血性突然心停止(致死的不整脈)
・高リスク群→20分以上持続する胸痛、48時間以内に胸痛発作が出現
・心電図変移:高い陽性T波→ST上昇→異常Q波
ST上昇は隣接2誘導以上で0.1mV以上
・マーカー
H-FABP(心臓型脂肪酸結合蛋白)は発症直後から上昇するが、特異度は50%
トロポニンT/Iは特異度が高い
・治療
まずはMONA(モルヒネ、酸素、硝酸薬、アスピリン)
ST上昇型で発症12時間以内なら再灌流療法→3時間以内なら血栓溶解療法、PCI、3時間以降はPCI
・循環管理
左心不全(Forrester4):70mmHg以上ならドパミン、70mmHg以下ならノルエピネフリン、だめならIABP→PCPS
右心不全(Forrester3):急速輸液(CVPが20mmHgになるまで)
ともに血管拡張薬、利尿薬は禁忌
致死性不整脈:頻脈性にはR波同期電気的除細動、徐脈性にはアトロピン、ペーシング
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