国試ポイント 腎臓
・腎門部→L1
・被膜は内から、繊維→筋→脂肪
・尿量→1.5±1L/日、尿pH→平均6
・尿比重:1.002~1.033(血漿比重は1.010)、尿浸透圧:50~1500(血漿浸透圧は290)
・多尿:
高浸透圧性多尿:糖尿病、浸透圧性利尿薬
等浸透圧性多尿:K↓、Ca↑、CRF、間質性腎炎、慢性腎盂腎炎
低浸透圧性多尿:尿崩症、心因性多飲
・腎炎、膀胱炎、尿道炎は発熱なし
・尿蛋白:最も鋭敏なのはスルホ、しかしトルブタミド、ヨード造影剤で偽陽性
試験紙法はBenceJones蛋白で偽陽性
・PSP,PAHは近位尿細管から分泌される
・PAHは腎血流量検査にも使う
・BUN/Cr↑:高蛋白食、消化管出血、脱水、異化亢進(熱傷、ステロイド)
・β-MG、シスタチンC→近位尿細管で再吸収
NAG→近位尿細管上皮細胞の逸脱酵素
・Fishberg尿濃縮試験→1.022以上ならOK
・RTAの検査
RTA1型(遠位型)→NH4Cl負荷、尿pHが5.5以下は正常
RTA2型(近位型)→重曹負荷、
・透析導入基準:(BUN,Cr,K)or臨床症状(羽ばたき振戦、肺水腫)
ARF→60,6,5.5
CRF→100,10,6.5
・長期透析の合併症:腎性異栄養症、多嚢胞性腎萎縮、腎癌、透析アミロイドーシス(正中神経麻痺→猿手)、高脂血症→動脈硬化、皮膚色素沈着
・ARFの鑑別:尿中Na(mEq/L)、FE-Na、浸透圧
腎前性→20以下、1%以下、尿>血漿
腎性→40以上、1%以上、尿<血漿
・CRFの非代償期の目安→Cr>3=GFR<20
・腎性異栄養症→角膜、関節、皮膚に石灰沈着、AG上昇の代謝性アシドーシス、血性心膜炎
・CRFの電解質異常治療→Ca↓にはビタミンD、K↑には陽イオン交換樹脂、グルコース+インスリン
・ネフローゼ症候群の必須条件:蛋白尿3.5g/日以上、低蛋白血漿TP<6、Alb<3(小児→早朝第1尿300mg/dl以上or0.1kg/日以上)
・ネフローゼ症候群で上昇する蛋白→フィブリノーゲン、コリンエステラーゼ、LDLコレステロール
・補体低下→SMAP()
・○○糸球体腎炎、IgA腎症→血尿中心(蛋白尿もある)それ以外はネフローゼ症候群中心(血尿は稀)
・AGN:A群β溶連菌の扁桃炎から2週間、眼瞼浮腫、ASO,ASK↑、C↓
・RPGN:Goodpasture、Wegener(cANCA)、MPA(pANCA)、AGNの増悪
・IgA腎症:上気道感染から2日で肉眼的血尿or学校検尿で発見、予後不良因子は蛋白尿(1g/日以上)、高血圧、GFR80以下、血尿は予後不良因子ではない
・MC:小児ネフローゼ8割、急性の全身性浮腫
・MN:PAM染色でspike(IgGのIC)、HBV、SLE、癌、金製剤、Dペニシラミン
・アミロイド腎症:Congored染色でアミロイド沈着、MM、RA
・MPGN:2重膜、C↓、HCV→クリオグロブリン血症→MPGN
・FGS:ステロイド抵抗性でCRFへ
・糖尿病性腎症:初期は微量アルブミン尿→次第にネフローゼへ、結節性糸球体硬化症、ACEIと蛋白制限食
・Alport症候群:XD、男か重症化、4型コラーゲン異常→糸球体基底膜障害→CRF、両側感音性難聴、白内障、網膜色素変性症
・AG=Na-(Cl+HCO3)、正常8~16
AG正常→RTAと下痢(Cl↑)、AG上昇→乳酸アシドーシス、DKA、尿毒症、サリチル酸中毒
・Batter:RAA↑だが高血圧、浮腫なし、小児発症、JGA過形成
・Gitelman:RAA↑だが高血圧、浮腫なし、成人発症、低Ca尿症、低Mg血症
・偽性Batter:原因は利尿薬の常用や浮腫性疾患、RAA↑だが高血圧、浮腫なし
・RAA↑:①K↓症状は周期性四肢麻痺、尿濃縮力 ②H↓症状はfreeCa低下でテタニー
・腎血管性高血圧:原因→繊維筋性異形成、大動脈炎症候群、動脈硬化、大動脈解離、所見は上腹部連続性血管雑音、両側腎静脈レニン活性測定
・成人型多嚢胞性腎:AD、40代発生、CRF、脳動脈瘤、尿路結石
・Potter症候群:両側腎無形成→尿作れない→羊水過少→肺低形成
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