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2011年3月21日月曜日

椎間板ヘルニアの所見
・髄核のプロテオグリカン減少、線維輪の後方亀裂
・突出→線維輪を破っていない
 脱出→線維輪と後縦靭帯を破って脊柱管内へ出る
 遊離脱出→脱出した後、脊柱管内を移動
・30代と50代ピーク、L4/5が多い、ついでL5/S1
・L4/5→L5神経根を圧迫(L5はL4/5の高さで神経根になり、L5椎骨の下から出る)

・安静時に軽快、動作姿勢で増強する腰痛
・転倒、転落、重いものを持ち上げて発症
・時間とともに軽快する
・間欠性跛行はない→あれば腰部脊柱管狭窄、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO,TAO)
・腰部脊柱管狭窄の間欠性跛行は屈曲位で軽快
・直腸膀胱障害(馬尾障害)→残尿、頻尿、便秘、勃起障害
診断
・ラセーグテスト:仰臥位で膝蓋骨を押さえながら下肢を挙上。70度以内で坐骨神経に沿った痛み。陽性ならL4/5,L5/S1ヘルニア
・大腿神経伸展テスト:腹臥位で下腿を直角に屈曲、そのまま下腿を上に引っ張る。大腿神経に沿った痛み。陽性ならL3/4ヘルニア
・アキレス腱反射→S1、膝蓋腱反射→L4
・L4神経根→かがんでからの立ち上がり(大腿四頭筋)
 L5神経根→かかと歩行(前脛骨筋、下腿伸筋)
 S1神経根→つまさき歩行(下腿三頭筋)
・正中部を圧迫→馬尾全体を圧迫→多根性の知覚運動障害、排尿障害(S2,3)

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